現代日本文学[緑]
一兵卒の銃殺
田山 花袋
■緑21-5
■体裁=文庫判・200頁
■品切重版未定
■1955年5月25日
■ISBN4-00-310215-0
第1次世界大戦の最中,新聞は,この書を「事実小説,現代の悲劇」などのセンセーショナルな文言をもって紹介した.若い一兵士の脱営から放浪,放火,銃殺にいたる姿が短い時間の間に実になまなましく描かれている.しかしこれは単に時代の生んだ特殊の悲劇ではなく,現代のわれわれの胸奥を震撼させずにはおかない問題作である.解説=猪野謙二