現代日本文学[緑]
末枯 続末枯 露芝
久保田 万太郎
■緑65-2
■体裁=文庫判・186頁
■品切重版未定
■1954年5月25日
■ISBN4-00-310652-0
昔「旦那」と呼ばれた人が時の流れとともに落魄してゆく哀れさを,周囲の芸人たちの目を通して描いた「末枯」「続末枯」.浅草の商家の「奥」を舞台に少女のはかない恋を描いた「露芝」.作者がこよなく愛した東京下町のいわゆる市井人の立ち居ふるまいや会話を高度な文脈で書き止めたこれらの作品は,後世への貴重な文献となるであろう.