現代日本文学[緑]
蔵の中 子を貸し屋
他3篇
宇野 浩二
■緑68-2
■体裁=文庫判・210頁
■品切重版未定
■1951年6月25日
■ISBN4-00-310682-2
友達の忘れ形見を育てている団子屋佐蔵は,生活苦から幼い太一を商売女に貸し,その謝礼で生計を立てている.浅草を舞台として,銘酒屋の女と意気地のない五十男と孤児とが描き出す哀愁に満ちた「子を貸し屋」,雰囲気は庶民作家としての宇野浩二(1891‐1961)の真価を窺うに十分であろう.別に作者の出世作「蔵の中」他3篇を収める.