現代日本文学[緑]
苦の世界
宇野 浩二
■緑68-1
■体裁=文庫判
■定価 840円(本体 800円 + 税5%)
■1952年2月25日
■ISBN4-00-310681-4
情にもろく貧乏で意気地なしの無名の画家を主人公とし,わがままでヒステリーの芸妓上りの妻との交渉を,軽妙な饒舌体で描いた自伝的作品.二人を囲む人物もみな善良で不幸な人びとばかり.人間の愚かさと悲しさをユーモラスに描いたこの作品は,『蔵の中』とともに作者の出世作となった. (解説 山本健吉)
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ダ・ヴィンチ 2002年11月号