現代日本文学[緑]
安愚楽鍋
仮名垣魯文
小林 智賀平 校注
■緑1-1
■体裁=文庫判・142頁
■品切重版未定
■1967年7月16日
■ISBN4-00-310011-5
文明開化の東京は,なんといっても洋風でなければ幅がきかない.そこで繁昌したのが牛肉を食わせる新商売だ.そこには,粋な姐さんやたいこもち,西洋かぶれから田舎侍まで,ありとあらゆる人種が集まって勝手な気焔を上げるのだった.魯文(1829‐1894)の代表作である本書はそうした開化の風俗を,じつに巧みにとらえた,開化期風俗文学の筆頭であろう.