現代日本文学[緑]
大阪の宿
水上 滝太郎
■緑110-2
■体裁=文庫判・264頁
■品切重版未定
■1951年9月10日
■ISBN4-00-311102-8
荷風主幹の「三田文学」にロマン派の作家として登場した滝太郎(1887‐1940)は,またサラリーマンでもあった.正義派で鋭い批判精神と暖かい心情をもった主人公三田は作者自身であり,きっすいのリベラリストのもっともよき典型といわれている.友人の田原,芸者のうわばみなど多彩の人物を配し,大正末期の大阪の風俗が生きいきと写し出されている.解説=平松幹夫