現代日本文学[緑]
海神丸
―― 付・「海神丸」後日物語 ――
野上 弥生子
■緑49-1
■体裁=文庫判
■品切重版未定
■1952年8月
■ISBN4-00-310491-9
小帆船・海神丸は難破して漂流数十日におよび,飢えた乗組員は仲間を殺して喰らおうとさえ企てた.実在の事件に取材したこの物語は,限界状況におかれた人間のすさまじくも哀しい生の姿を息づまる筆致で描き出している.発表(一九二二年)から半世紀のち奇しくも作者はこの船を救った人とめぐり会い「後日物語」を書いた.