現代日本文学[緑]
渦巻ける烏の群
他三篇
黒島 伝治
■緑80-1
■体裁=文庫判
■品切重版未定
■1953年1月
■ISBN4-00-310801-9
貧農出身の作者が,シベリヤ出兵の背後に鋭いメスを加えた日本反戦文学の代表作.雪の広野に駐屯する部隊に材をとり,絶対的権力を振う大隊長の情慾と嫉妬の犠牲となった一中隊が雪の中に全滅する経緯を,リアルな筆で描きつつ,激しい怒りと抗議をひそめている.他に『橇』『二銭銅貨』『豚群』を収める. (解説 壺井繁治)