ドイツ文学[赤]
失はれた笑ひ
ケラー
中村 政雄 訳
■赤425-8
■体裁=文庫判・138頁
■品切重版未定
■1937年12月5日
■ISBN4-00-324258-0
美しい微笑によって結ばれた眉目秀麗の青年旗手と月桂冠を授ける湖岸の乙女との恋は青年の純情のゆえに破れ,ふたりの顔からはたちまちに笑いは失われて再び返ろうとしない.スイス独自の政情,経済,宗教の波荒立つ中に青年はあくまでも純情を持して再び人生の途上に旅立つ――筐底に蔵せられること20年,作者のもっとも問題視した作品.