和辻哲郎
文人哲学者の軌跡
『風土』『古寺巡礼』などで知られる〈文人哲学者〉の生と思考の軌跡を,没後50年を前に問い直す.
『古寺巡礼』『風土』等,その流麗な文体により,かつて青年の熱狂をかきたてたことで知られる〈文人哲学者〉和辻哲郎.日清・日露戦争から二度の世界大戦を経て,戦後に及んだその生と思考の軌跡はいかなるものだったか.当時の思想状況をも参照しつつ,和辻の思考がこの国の哲学に遺した意味を,没後50年を前に問い直す.
書評情報
週刊読書人 2009年11月6日号
読売新聞(朝刊) 2009年10月25日
読売新聞(朝刊) 2009年10月25日