ヴァレリー
知性と感性の相剋
鋭敏で明晰な《知性》と,愛欲に翻弄されつづけた《感性》──その相剋に本質を見定める,魅惑的な伝記.
20世紀前半のフランスで最高の知性とされた詩人・批評家,ポール・ヴァレリー(1871-1945).しかし鋭敏で明晰な《知性のひと》は,同時に強烈な《感性のひと》でもあった.生涯に少なくとも四度の大恋愛に耽溺し,熱烈に女性の愛を乞いつづけた,その感性と知性の相剋に本質をみさだめ,創作に新たな光を当てる,魅惑的な伝記.
書評情報
産経新聞 2010年8月2日
日本経済新聞(朝刊) 2010年7月25日
朝日新聞(朝刊) 2010年5月23日
日本経済新聞(朝刊) 2010年7月25日
朝日新聞(朝刊) 2010年5月23日