日本語と時間

〈時の文法〉をたどる

古代人は過去を表わす六種もの助動辞を使い分けた!? 〈時の助動辞〉の豊かな世界に分け入る.

日本語と時間
著者 藤井 貞和
通し番号 新赤版 1284
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 言語
刊行日 2010/12/17
ISBN 9784004312840
Cコード 0291
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 248頁
在庫 品切れ
古代人は過去を表わすのに,「き」「けり」「たり」など六種もの「助動辞」を使い分けた.ひたすら暗記の学校授業を思い出し,文法を毛嫌いするなかれ.それら〈時の助動辞〉は,何と意味・音を互いに関連させながら,一つの世界を作っているのだ.では,なぜ現代は「~た」一辺倒になってしまったのだろう.哲学・比較言語学など大きな広がりをもつ,刺激的な一冊.

書評情報

朝日新聞(朝刊) 2011年3月20日
東京新聞(夕刊) 2011年3月5日
アサヒ芸能 2011年1月27日号
読売新聞(朝刊) 2011年1月23日
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