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英語で話すヒント

通訳者が教える上達法

大人の英語学習には,日本語を生かす通訳者の英語術が有効.今年こそ,〈使える英語力〉を身につけよう!

英語で話すヒント
著者 小松 達也
通し番号 新赤版 1350
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 言語
刊行日 2012/01/20
ISBN 9784004313502
Cコード 0282
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 196頁
在庫 品切れ
「まず日本語で考える」「単語は全部聞き取れなくてよい」「発音よりリズム」「〈最寄り訳〉の発想で」「文学作品を楽しむべし」──.海外在住経験がないというあなたも諦めることはありません.日本語を生かす通訳者の英語術には,大人の学習者にこそ役立つヒントが満載.〈使える英語力〉を身につけるために,必読の一冊!
はじめに──英語と日本語のあいだから

第1章 通訳と英語学習
 1.通訳とはどんな作業か
 2.話し言葉と書き言葉
 3.通訳訓練と外国語学習
 4.日本人が必要とする英語力
 5.通訳の英語学習への応用

第2章 まず聞き取る
 1.単語を認識する
 2.パーシングとプロポジション

第3章 意味の理解
 1.「センス」を捉える
 2.幹と枝葉を分ける
 3.論理の流れをつかむ
 4.イメージ化する

第4章 英語で話す
 1.外国語の話者として
 2.情報を伝える英語
 3.英語らしいセンテンスを作る

第5章 誤解なく伝えるには
 1.センテンスからパラグラフへ
 2.日本語は曖昧か

第6章 日本語でこう言いたい時
 1.時は金なり──比喩を使った表現
 2.身体にまつわる比喩
 3.「甘え」は訳せるか──多義語の問題
 4.オノマトピア──擬音語と擬態語

第7章 継続は力なり──通訳者として,教師として
 1.ボキャブラリーを増やすには
 2.発音について
 3.文学と英語学習
 4.動機と継続

主な参考文献
おわりに
小松達也 (こまつたつや)
 1934年名古屋市生まれ.同時通訳者.
 1959年東京外国語大学英米科卒業.米国国務省言語課通訳員を経て,1966年日本初の会議通訳エージェントであるサイマル・インターナショナル創設に参加,1988年より同社代表取締役社長,1998年より顧問を務める.会議通訳の第一人者として,日米経済交渉,G8サミット,APEC,日米財界人会議など多くの国際会議で活動,現在に至る.
 現在─国際教養大学特任教授・明海大学名誉教授・(株)サイマル・インターナショナル顧問・NPO法人通訳技能向上センター理事長
 著書─『英語で日本を話そう』(サイマル出版会)
    『訳せそうで訳せない日本語』(ジャパンタイムス,ソフトバンク新書)
    『通訳の英語 日本語』(文春新書)
    『通訳の技術』(研究社)

書評情報

日本経済新聞(夕刊) 2012年3月14日
朝日新聞(朝刊) 2012年2月12日
読売新聞(朝刊) 2012年1月29日
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