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現代秀歌

佐藤佐太郎から塚本邦雄,穂村弘へ──「今後百年読まれ続けて欲しい」,主として戦後の秀歌百首を編む.

現代秀歌
著者 永田 和宏
通し番号 新赤版 1507
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 文学
刊行日 2014/10/21
ISBN 9784004315070
Cコード 0292
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 286頁
在庫 在庫あり
大好評を得た『近代秀歌』の続篇として,「今後100年読まれ続けて欲しい」,主として戦後の秀歌100首を編む.佐藤佐太郎や近藤芳美から,塚本邦雄,寺山修司,岡井隆,そして俵万智から穂村弘へ.大きな変化を経た時代に,歌人たちは何を感じ,何を試みてきたか? 著者ならではの視座から,歌の現在を,そして未来を語る一冊.
はじめに

第一章 恋・愛──ガサッと落葉すくふやうに

第二章 青春──海を知らぬ少女の前に

第三章 新しい表現を求めて──父よ父よ世界が見えぬ

第四章 家族・友人──ふるさとに母を叱りてゐたりけり

第五章 日常──大根を探しにゆけば

第六章 社会・文化──居合はせし居合はせざりしことつひに

第七章 旅──ひまはりのアンダルシアはとほけれど

第八章 四季・自然──かなしみは明るさゆゑにきたりけり

第九章 孤の思い──秋のみづ素甕にあふれ

第一〇章 病と死──死はそこに抗ひがたく立つゆゑに

おわりに
あとがき
歌索引
一〇〇首にとりあげた歌人一覧
歌集以外の主要な引用・参考文献
永田和宏 (ながたかずひろ)
 1947年滋賀県に生まれる.
 1971年京都大学理学部物理学科卒業.高安国世に師事し「京大短歌会」「塔」会員に.1992年より「塔」主宰.宮中歌会始詠進歌選者,朝日新聞歌壇選者.2009年紫綬褒章受章.
 現在─歌人,細胞生物学者.京都産業大学総合生命科学部教授,京都大学名誉教授.
 著書─主要歌集に『メビウスの地平』(茱萸叢書)『饗庭』(砂子屋書房,若山牧水賞・読売文学賞)『風位』(短歌研究社,芸術選奨文部科学大臣賞・迢空賞)『後の日々』(角川書店,斎藤茂吉短歌文学賞)『夏・二〇一〇』(青磁社)他.エッセイ集に『もうすぐ夏至だ』(白水社)『歌に私は泣くだらう』(新潮社,講談社エッセイ賞),『たとへば君』(河野裕子との共著,文藝春秋)等.岩波新書に『タンパク質の一生』『近代秀歌』がある.その他著書多数.

書評情報

日本経済新聞(夕刊) 2015年6月24日
サライ 2015年5月号
日本経済新聞(夕刊) 2014年11月5日

受賞情報

第13回日本歌人クラブ評論賞(2015年)

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