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2022.06.30
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エビと日本人
エビフライ,天ぷらなど,一人平均で年に七○匹.世界一のエビ消費国・日本は,その九割を輸入に頼っており,エビはいまや輸入食品の中でも首位の座にある.だが,一体どこでどのように獲られているのか.インドネシアでトロール船に乗り,台湾で養殖の実情を見るなど調査を重ねてきた著者が,日本とアジアとの知られざる関係を語る.
プロローグ──なぜエビか?
バナナとエビ
なぜエビをとりあげるか?
歩く・見る・議論する
1 エビを獲る人びと──トロール漁の現場──
真珠とエビ──インドネシアの海で
「海の銀座」
雑魚はスコップで海へ
「トロール? 困ったもんだ」
漁民と日系企業
ナマコからエビへ──オーストラリアで
エビ・タウンの前途は?
撤退するエビ開拓者ニッポン
「養殖に食われる」
2 エビという生き物──生態・種類・獲られ方──
マングローブ林を歩いてみた
クルマエビ属の生活史
エビの種類──私たちが食べているのは?
さまざまなエビ漁法
日本のエビ漁
3 エビを育てる人びと──養殖をインドネシア・台湾に見る──
南スラウェシは〝エビ・ブーム〟
養殖漁民ラトンコさんの場合
村で進む商品経済化
集買人アリフィンさんに聞く
稚エビ漁民からエビ成金まで
許さんの養殖池──台湾のブラック・タイガー
「エビに翻弄される」──廖さんは語る
「クルマエビを安く食膳に」──藤永元作の夢
ブラック・タイガー養殖の成功
4 エビを加工する人びと──調味料づくり・殻剝き・箱詰め──
調味料トゥラシをつくる女性たち
「エビは寒い」──〝熱帯の南極〟で
日系冷凍工場の内側
サイズの国際規格
女工さんたちの賃金
日本へ──開発輸入と買付け輸入
5 エビを売る人、食べる人──この四半世紀に何が起きたか?──
デパートの食料品売場で
なぜ祝宴に?──エビ食の昔と今
エビフライ・天ぷら・チリソース…
自由化の後に──輸入急増の背景
コールドチェーンと冷凍食品の普及
商社・食品業界・スーパーの戦略
流通ルートはどうなっているか?
「南」は獲る人、「北」は食べる人
輸入食料品のトップに
第三世界との関係はこれでよいのか?
エピローグ
「現場」情報を消費者に
エビ輸入と第三世界
顔のみえる関係を
あとがき
バナナとエビ
なぜエビをとりあげるか?
歩く・見る・議論する
1 エビを獲る人びと──トロール漁の現場──
真珠とエビ──インドネシアの海で
「海の銀座」
雑魚はスコップで海へ
「トロール? 困ったもんだ」
漁民と日系企業
ナマコからエビへ──オーストラリアで
エビ・タウンの前途は?
撤退するエビ開拓者ニッポン
「養殖に食われる」
2 エビという生き物──生態・種類・獲られ方──
マングローブ林を歩いてみた
クルマエビ属の生活史
エビの種類──私たちが食べているのは?
さまざまなエビ漁法
日本のエビ漁
3 エビを育てる人びと──養殖をインドネシア・台湾に見る──
南スラウェシは〝エビ・ブーム〟
養殖漁民ラトンコさんの場合
村で進む商品経済化
集買人アリフィンさんに聞く
稚エビ漁民からエビ成金まで
許さんの養殖池──台湾のブラック・タイガー
「エビに翻弄される」──廖さんは語る
「クルマエビを安く食膳に」──藤永元作の夢
ブラック・タイガー養殖の成功
4 エビを加工する人びと──調味料づくり・殻剝き・箱詰め──
調味料トゥラシをつくる女性たち
「エビは寒い」──〝熱帯の南極〟で
日系冷凍工場の内側
サイズの国際規格
女工さんたちの賃金
日本へ──開発輸入と買付け輸入
5 エビを売る人、食べる人──この四半世紀に何が起きたか?──
デパートの食料品売場で
なぜ祝宴に?──エビ食の昔と今
エビフライ・天ぷら・チリソース…
自由化の後に──輸入急増の背景
コールドチェーンと冷凍食品の普及
商社・食品業界・スーパーの戦略
流通ルートはどうなっているか?
「南」は獲る人、「北」は食べる人
輸入食料品のトップに
第三世界との関係はこれでよいのか?
エピローグ
「現場」情報を消費者に
エビ輸入と第三世界
顔のみえる関係を
あとがき
村井吉敬(むらいよしのり)
1943–2013年
千葉県市川市生まれ.1966年早稲田大学政経学部卒業.インドネシア・パジャジャラン大学留学.上智大学教授を経て早稲田大学教授を務める.
専攻─社会経済学 インドネシア研究
著書─『エビと日本人Ⅱ』(岩波新書)
『インドネシア・スンダ世界で暮らす』(岩波現代文庫)
『パプア 森と海と人びと』(めこん)
『ぼくが歩いた東南アジア──島と海と森と』(コモンズ)
『グローバル化とわたしたち──国境を越えるモノ・カネ・ヒト』(岩崎書店)
『サシとアジアと海世界──環境を守る知恵とシステム』(コモンズ)
『スラウェシの海辺から──もうひとつのアジア・太平洋』(同文館)
『小さな民からの発想──顔のない豊かさを問う』(時事通信社)
『スンダ生活誌──変動のインドネシア社会』(日本放送出版協会)
1943–2013年
千葉県市川市生まれ.1966年早稲田大学政経学部卒業.インドネシア・パジャジャラン大学留学.上智大学教授を経て早稲田大学教授を務める.
専攻─社会経済学 インドネシア研究
著書─『エビと日本人Ⅱ』(岩波新書)
『インドネシア・スンダ世界で暮らす』(岩波現代文庫)
『パプア 森と海と人びと』(めこん)
『ぼくが歩いた東南アジア──島と海と森と』(コモンズ)
『グローバル化とわたしたち──国境を越えるモノ・カネ・ヒト』(岩崎書店)
『サシとアジアと海世界──環境を守る知恵とシステム』(コモンズ)
『スラウェシの海辺から──もうひとつのアジア・太平洋』(同文館)
『小さな民からの発想──顔のない豊かさを問う』(時事通信社)
『スンダ生活誌──変動のインドネシア社会』(日本放送出版協会)
書評情報
書評空間 2013年9月10日掲載
読売新聞(朝刊) 2013年4月7日
毎日新聞(夕刊) 2008年10月16日
読売新聞(夕刊) 2008年10月8日
読売新聞(朝刊) 2013年4月7日
毎日新聞(夕刊) 2008年10月16日
読売新聞(夕刊) 2008年10月8日