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大地動乱の時代

地震学者は警告する

大地動乱の時代
著者 石橋 克彦
通し番号 新赤版 350
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 自然科学
刊行日 1994/08/22
ISBN 9784004303503
Cコード 0244
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 242頁
在庫 在庫あり
幕末にはじまった首都圏の大地震活動期は,関東大震災(一九二三)をもって終わり,その後,東京圏は世界有数の超過密都市に変貌した.しかし,まもなく再び「大地動乱の時代」を迎えることは確実である.小田原地震が七十年ごとに発生することを明らかにした地震学者がその根拠を明快に説き,東京一極集中の大規模開発に警鐘を鳴らす.
プロローグ

第一章 幕 末──二つの動乱
 一 序 曲
 二 連発巨大地震
 三 安政江戸地震

第二章 大地の破局
 一 きしむ関東地方
 二 大正関東地震

第三章 大地震の正体と原因
 一 現代の地震観
 二 震源断層運動をさぐる
 三 地震をおこすプレートの運動

第四章 関東・東海地方の大地震発生のしくみ
 一 フィリピン海プレートの沈み込み
 二 伊豆半島の衝突と小田原地震
 三 首都圏直下の大地震

第五章 ふたたび迫る動乱の時代
 一 南関東・東海地方の大地震の長期予測
 二 注目される小田原地震
 三 東海巨大地震の問題点

第六章 大地動乱の時代をどう迎えるか
 一 首都圏大震災の背景
 二 そのとき何がおこるか
 三 大地震に耐え抜く分散型国土をつくろう

あとがき
石橋克彦 (いしばしかつひこ)
 1944年神奈川県に生まれる
 1968年東京大学理学部地球物理学科卒業
 1973年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
 建設省建築研究所国際地震工学部応用地震学室長,神戸大学都市安全研究センター教授を経て,
 現在─神戸大学名誉教授
 専攻─地震テクトニクス
 著書─『地震の事典』(共著,朝倉書店)
    『南の海からきた丹沢──プレートテクトニクスの不思議』(共著,有隣堂)
    『阪神・淡路大震災の教訓』(岩波ブックレット)ほか

書評情報

東京新聞(朝刊) 2011年5月8日
朝日新聞(朝刊) 2005年8月28日

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