アメリカの心の歌
新しいカントリー・ミュージックの担い手たちを中心に,アメリカの社会と感受性をうつす歌声の魅力を語る.
現代アメリカの精神をもっともよくうつしてきた歌は何か.それは国,故郷,生きる場所,そして生き方をうたった歌である.ヴェトナム戦争など大きな変動を経験した社会で,うたうべき自分のうたをみつけた人びとの姿と,新しいカントリーの世界を紹介しつつ,同時代の心の風景が,何と豊かに切実にうたわれているかをえがく.
書評情報
朝日新聞(朝刊) 2010年8月15日