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日本社会の歴史 (下)

社会と国家のせめぎあいの前近代史,完結編.南北朝動乱から日本国再統一までを叙述し近代の前提を提示.

日本社会の歴史 (下)
著者 網野 善彦
通し番号 新赤版 502
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 日本史
刊行日 1997/12/22
ISBN 9784004305026
Cコード 0221
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 188頁
在庫 在庫あり
自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を,社会の側からとらえなおす通史の完結編.下巻は南北朝の動乱から地域小国家が分立する時代を経て,日本国再統一までを叙述し,さらに近代日本の前提とその問題点を提示.17世紀前半,武士権力によって確保された平和と安定は列島社会に何をもたらしていくのか?(全3冊)
第九章 動乱の時代と列島社会の転換
 第一節 天皇による国家統一とその崩壊
 第二節 動乱と四分五裂する王権
 第三節 日本国王室町将軍と地域諸勢力
 第四節 列島社会の文明史的・民族史的転換
      ──十四世紀後半―十五世紀前半の社会──

第十章 地域小国家の分立と抗争
 第一節 社会の激動と動乱の全地域への拡大
      ──一揆と応仁の乱──
 第二節 分立する地域小国家
 第三節 十六世紀の社会

第十一章 再統一された日本国と琉球王国、アイヌ社会
 第一節 日本国再統一の達成と朝鮮への侵略
 第二節 統一国家の確立
 第三節 十七世紀前半の社会と国家

第十二章 展望──十七世紀後半から現代へ
 第一節 十七世紀後半
 第二節 十八世紀から十九世紀前半
 第三節 十九世紀後半から二十世紀後半

参考・参照文献

むすびにかえて
網野善彦(あみのよしひこ)
 1928―2004年
 1950年東京大学文学部卒業後,日本常民文化研究所研究員,都立北園高校教諭,名古屋大学文学部助教授,神奈川大学短期大学部教授,同大学経済学部特任教授をへて,1998年3月退職.
 専攻―日本中世史・日本海民史
 著書―『日本中世の民衆像』(岩波新書)
    『日本中世の非農業民と天皇』(岩波書店)
    『職人歌合』(岩波書店)
    『無縁・公界・楽』(平凡社)
    『東と西の語る日本の歴史』(そしえて)
    『蒙古襲来』(小学館)
    『日本論の視座』(小学館)
    『日本社会再考』(小学館)
    『日本の歴史をよみなおす』(筑摩書房)
    ほか多数

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