生老病死を支える

地域ケアの新しい試み

過疎と高齢化の進む北の小さな町で,患者本位の医療・介護をめざし先進的な地域医療に尽力した開業医によるエッセイ.

生老病死を支える
著者 方波見 康雄
通し番号 新赤版 992
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 福祉・医療
刊行日 2006/01/20
ISBN 9784004309925
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 222頁
在庫 品切れ
北海道空知郡奈井江町.かつては炭坑で賑わったが,今は過疎と高齢化の寒村だ.この北の小さな町で医療の先進的な試みがなされた.家庭医と病院が連携し,患者本位の医療・介護が受けられる病院の開放型共同利用である.40年にわたって地域医療に尽力してきた開業医が自分らしい人生の締めくくり方とは何かを問うエッセイ.
第一章 地域で老いを診る   ──故郷で医療を継承して──

第二章 医療と生老病死   ──命の完成を目指して──

第三章 地域で老いを支える   ──小さな町での新しい試み──

第四章 老いて自立を保つ   ──老熟の稔りのために──

第五章 老いて病を得て   ──私のカルテから──

第六章 老いを生きるということ   ──最後の成熟に向けて──

終 章 市町村合併と地域医療の行方

あとがき
方波見康雄 (かたばみやすお)
1926年 北海道奈井江町に生まれる
1952年 北海道大学医学部卒業
専攻─内科学,老年医学,高齢者問題,生命倫理
現在─医療法人社団慈佑会方波見医院理事長臨床のかたわら,北海道大学医学部非常勤講師,藤女子大学教授(臨床栄養学・生命倫理・死生論),北海道医療大学客員教授,北海道医師会常任理事,日本医師会医事法検討委員会委員などを歴任
著書─『未来の人間学』(共著,春秋社)
   『がんとの対話』(共編著,春秋社)
   『ターミナルケアへの提言─いま,何が問われているか』(共編著,金原出版)

書評情報

北海道新聞 2019年7月31日
日本農業新聞 2006年3月27日
医療タイムス 2006年2月13日号

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