惜櫟荘の四季

惜櫟荘の番人となって十余年.歴史小説を書き続ける毎日を綴る.著者の写真も多数収録.

惜櫟荘の四季
著者 佐伯 泰英
通し番号 文芸313
ジャンル 書籍 > 岩波現代文庫 > 文学・芸術
刊行日 2019/11/15
ISBN 9784006023133
Cコード 0195
体裁 A6 ・ 並製 ・ カバー ・ 246頁
定価 1,012円
在庫 在庫あり
岩波茂雄の別荘だった惜櫟荘の番人となって十余年.修復はなったものの,温泉の替掘,庭の手入れ,台風の襲来,ハチの大量発生など苦労の絶えない中,文庫書下ろし歴史小説を書く毎日が続く.その合間に家族で出かける海外旅行では,現地の人々との交流を楽しむ.海外旅行のスナップなど著者の写真も多数収録.
作家の原稿
旅の仕度
インドの真理(上)
インドの真理(下)
写真家二川幸夫のこと
贅沢な午睡
東京オリンピック一九六四(上)
東京オリンピック一九六四(下)
スリランカ旅行(上)
スリランカ旅行(下)
数寄屋と作庭
五十八めぐり
蜂と蠅 夢にて候
「謎の絵」のこと
テロ後のパリ
石畳雑記
英雄の死
鶴岡での講演
イリノイからの手紙
七十五年前の惜櫟荘
越南再訪
気分転換の「船旅」
ナポリを見て死ね――南伊紀行(一)
シチリア人の魂は山にあり――南伊紀行(二)
シチリア追憶,感傷旅行――南伊紀行(三)
カセンとお練り
文庫の時代は終わったのか
さくら違い

あとがき
佐伯泰英(さえき やすひで)
1942年,北九州市生まれ.日本大学芸術学部映画学科卒業.デビュー作『闘牛』をはじめ,滞在経験を活かしスペインを舞台にした小説を発表.99年,時代小説に転じて「密命」シリーズを皮切りに人気連作を発表して高い評価を受け,〈文庫書下ろし時代小説〉という新たなジャンルを確立.2018年,菊池寛賞受賞.おもなシリーズに「居眠り磐音」「密命」「鎌倉河岸捕物控」「吉原裏同心」「古着屋総兵衛」など.

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