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![]() 岩波書店は1913年,岩波茂雄によって創業され,1949年に株式会社に改組,2003年には創業90年を迎えました. 創業の翌年に夏目漱石『こゝろ』を刊行したのを皮切りに活発な出版活動を展開し, 1927年には古今東西の古典の普及をめざして「岩波文庫」を, さらに1938年にはアクチュアルな問題に焦点をあわせた「岩波新書」を創刊します. 第二次大戦中も時流に抗しつつ出版活動を続けますが, 総合出版社としての確たる地歩を築き上げたのは戦後といえるでしょう. 敗戦直後の1946年には総合雑誌『世界』を創刊, 1950年に「岩波少年文庫」, そして1955年には, その後国民的辞書と言われるほどの絶大な信頼を得ることになる『広辞苑』第一版を刊行するなど, 多方面にわたって出版の沃野を開拓してきました.戦前からの学術出版社としての高い評価は,『日本歴史』をはじめとする多くの講座や初めて日本の古典を集大成した「日本古典文学大系」などに受け継がれ, いっそう豊かな成果として結実しました. こうした旺盛な出版活動のなかで生まれた名著や話題書は枚挙に暇がありません. 近年では,『広辞苑』のDVD-ROMや電子辞書などへの多メディア展開や,岩波現代文庫の創刊など,IT時代の先端を切り開き,時代の要請に応える出版活動をいっそう積極的に展開しています. [略年表]
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