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お知らせ
このコーナーは、編集部で交替で書いています。(3月1日
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  4月からの新年度を前に,新たな生活の準備をされている方も多い頃ではないでしょうか.しかし,年度末である3月は,残念ながら自殺される方が最も多い時期でもあります.
 2009年の日本の自殺者数は3万2753人(警察庁による暫定値)と,過去5番目の多さを記録し,12年連続で3万人を超えました.日本の自殺者数は,アメリカの約2倍,イタリアやイギリスの約3倍と,先進国の中では群を抜いた多さです.
 自殺で亡くなる方のほとんどは,複数の困難を抱えています.生活苦,多重債務,失業,事業不振,介護,心の健康――.問題は多岐にわたり,抱えている問題に合わせた支援に自力でたどり着くことは容易ではありません.社会的な問題として,いかに総合的に,きめ細やかに,自殺対策・支援に取り組むかが,問われています.
 政府は,この3月を「自殺対策強化月間」と定め,大規模な自殺防止推進に乗り出しました.内閣府参与としてその中心に立っているのが,「NPO法人自殺対策支援センター ライフリンク」代表の清水康之さんです.
 今月,岩波ブックレットは,清水康之さんと湯浅誠さんによる対談,『闇の中に光を見いだす』を刊行します.ただひたすらに現場,当事者の側に立ち,政府の外からも中からも変化を起こしてきた二人の迫力ある対話です.のっぴきならない命を見つめて闘う二人の姿には,心打たれずにはいられません.そして,自殺や貧困の問題を,いかに社会全体で共有し,支えていくか,読者にも大きな課題が投げかけられていることを感じます.
 この3月,テレビコマーシャルやポスターなど,さまざまな自殺防止キャンペーンを目にする機会が増えそうです.是非,ご注目ください.
 
   
 
 

あの劇的な政権交代から半年になりますが,一連の「反貧困」政策は果たして着実に進んでいるのでしょうか.今月の「今の一冊」は,9人の気鋭の執筆者による好評既刊『労働,社会保障政策の転換を』です.詳しくは,こちらへ.→

 
   
 
   「編集長どんどん日誌」はこちらです.  
   
 
   

今月の新刊
2010年3月10日発売です

No.779
グローバル資本主義と日本の選択
――富と貧困の拡大のなかで
金子 勝,橘木 俊詔,武者 陵司
No.780
闇の中に光を見いだす
貧困・自殺の現場から
清水 康之,湯浅 誠

来月の新刊予定 4月7日の刊行予定です
刊行が遅れておりました『民主党は日本の教育をどう変える』が、4月7日刊行となりました。 お問い合わせを数多く頂戴しておりました。大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。(編集部)


No.774 民主党は日本の教育をどう変える
  大内 裕和
  「子ども手当」「高校教育の無償化」「6年間の教員養成」ほか,
重要テーマを網羅

No.781 ノーマ・フィールドは語る
戦後・文学・希望
  ノーマ・フィールド/[聞き手]成田 龍一,岩崎 稔
  凜とした単独者のもつ勁さとやさしさの世界

 
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