二年間の休暇 上・下
ジュール・ヴェルヌ作/私市保彦訳
日本では「十五少年漂流記」というタイトルでもおなじみの、ジュール・ヴェルヌの冒険小説です。
休暇でスクーナー船スルギ号に乗って、ニュージーランドの沿岸を一周する予定だった十五人の少年たち。ところが船が流され、嵐のはてに、無人島に漂着してしまいます。
少年たちは、ときに反目し合いながらも、力を合わせ、島での生活を切り開いていきます。釣りや猟をし、湾や川や森に名前をつけ、住まいやいかだをつくり……きびしい生活がどこか楽しそうに思えるのは、少年たちの冒険のなかに、一から暮らしをつくり上げるという喜びが描かれているからでしょう。
いつの時代も読者の胸を熱くしてきた傑作です。ぜひご一読を。 |