編集部だより 


小人の冒険シリーズ




児童書目録



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【2月16日発売】

 
 


二年間の休暇 上
ジュール・ヴェルヌ作/私市保彦訳

 日本では「十五少年漂流記」というタイトルでもおなじみの、ジュール・ヴェルヌの冒険小説です。

 休暇でスクーナー船スルギ号に乗って、ニュージーランドの沿岸を一周する予定だった十五人の少年たち。ところが船が流され、嵐のはてに、無人島に漂着してしまいます。

 少年たちは、ときに反目し合いながらも、力を合わせ、島での生活を切り開いていきます。釣りや猟をし、湾や川や森に名前をつけ、住まいやいかだをつくり……きびしい生活がどこか楽しそうに思えるのは、少年たちの冒険のなかに、一から暮らしをつくり上げるという喜びが描かれているからでしょう。

 いつの時代も読者の胸を熱くしてきた傑作です。ぜひご一読を。

 
     
 
 
 
     
 
  
 
     
 
●中学生から
 

 


【1月17日発売】

 
 

エーミルはいたずらっ子
アストリッド・リンドグレーン作/石井登志子訳

 リンドグレーンの傑作のひとつが、少年文庫で登場します。

 エーミルは5歳の男の子。ふさふさの金髪で、青いまんまるの目をして、姿はまるでかわいい天使のようです。ところがどっこい、彼の行くところ、嵐のようなごたごたが巻き起こります。

 けっして悪意でするのではないのですが、賢くて力の強いエーミルが心のままに行動すると、それは突拍子もないいたずらになってしまうのです。

 スープ鉢に頭をつっこんで抜けなくなってしまったり、妹のイーダを旗立て柱に宙ぶらりんにしたり、そのいたずらは全く奇想天外です。ビヨルン・ベリイの挿絵の、絶妙な動きと表情とあいまって、読みながらゲラゲラ笑いが止まりません。

 全6作発表されている「エーミル」シリーズのうち、前期の3作を石井登志子さんに訳しおろしていただきます。

  続刊『エーミルとクリスマスのごちそう』 『エーミルの大切な友だち』も順次刊行予定ですので、どうぞお楽しみに!!

 
     
 
  
 
     
 
 
 
     
 
●小学2・3年から
 

 


【12月16日発売】

 
 

アーベルチェとふたりのラウラ
アニー・M・G・シュミット作/西村由美訳

 空飛ぶエレベーターの冒険(『アーベルチェの冒険』)から、1年後。アーベルチェと、お仲間のトゥンプさん、クラターフーンさん、ラウラは、久しぶりにみんなそろって再会します。
  ところが、楽しい時間はつかの間、ラウラが奇術師の箱に入って、そのままほんとうに消えてしまいました。
魔法が効きすぎた? それともトラ使いに誘拐された? ラウラの行方を追ううち、アーベルチェたちは思いもよらない事件に巻き込まれることに……。

 ドキドキハラハラ、テンポのよい大捜索劇です。全てが収束する結末には、読み終えて思わず大きくひと息。シュミットの筆が冴え渡ります。

 テー・チョンキンの挿絵も、お話にぴったり。アーベルチェたちのちょっととぼけた雰囲気を、絶妙な具合で表現しています。

 
     
 
  
 
     
 
●小学4・5年から
 

 


【11月16日発売】

 
 

小公子
フランシス・ホジソン・バーネット 作/脇明子 訳

 アメリカで生まれ育った少年セドリックは、一度も会ったことのない祖父のあとつぎになるために、イギリスに渡ることになりました。小さいころに亡くなった父親がイギリス人であることは聞いていたけれど、伯爵家の息子であったとはまったく知りませんでした。

  突然イギリスの貴族社会へ飛びこんだセドリックには、何もかもが新鮮。広いお屋敷、外苑(パーク)、乗馬……でも、べつの家をあてがわれた母親が恋しくてたまりません。高慢で頑固者の祖父は周囲からきらわれていましたが、セドリックを迎え、その無邪気で温かい心にふれるうち、しだいに変わっていきます。

  愛情深い母親、アメリカの親友である食料品屋のホッブスさんと靴磨きのディックなど、セドリックを支えてくれる大人たちも、とても魅力的です。

 バーネットの代表作の新訳をお届けします。子どものころ、この作品を愛読したという脇明子さんによる、読みやすい訳文でお楽しみください。いまから120年以上前に書かれた作品の舞台について、理解を助けてくれる注釈や解説も充実しています。

 さし絵は、小西英子さんによる描き下ろしです。

 
     
 
  
 
     
 
●小学4・5年から
 

 


【10月14日発売】

 
 


オオバンクラブ物語 上
アーサー・ランサム 作/神宮輝夫 訳

 春、イースターの休暇で、ノーフォークの湖沼地方にやってきたディックとドロシアは、鳥を愛する地元の少年トムと知り合い、念願のセーリング技術を学ぼうと、胸をおどらせます。ところが、トムがオオバンの巣を守ろうとして、好き放題の観光客たちと対立。いざこざに巻きこまれてしまいます。

 水辺を舞台にくり広げられる、スリルにみちた追跡劇。ランサムが愛したもう一つの湖沼地方の情景が、トムたちの帆走とともに、ていねいに描かれています。ぜひお楽しみください。

 さし絵付き(!)の解説は舟崎克彦さんです。

 
     
 
 
 
     
 
  
 
     
 
●小学5・6年から
 

 


【9月16日発売】

 
 

ジム・ボタンと13人の海賊
ミヒャエル・エンデ 作/上田真而子 訳

 ジム・ボタンのものがたり、完結です!

 『ジム・ボタンの機関車大旅行』から一年、フクラム国にもどったジムはふたたび機関士ルーカスと旅に出ます。なつかしい友人との再会を果たし、一年の眠りからさめた竜の助言をえた二人は、ついに宿敵、海賊〈荒くれ13〉とあれくるう嵐の海で対決することに。ジムの出生の秘密がいよいよ明らかになります。

 この作品、もともとは『ジム・ボタンの機関車大旅行』とともに、一気に書き上げられたのだとか。すきとおる人魚に、セイウチの馬車。切り立つ磁石の岩山に、海の底に沈んだ町……。前作同様、エンデの筆は、次から次へと不思議な世界を描き出し、とどまることを知りません。

 1986年のハードカバー版刊行以来、四半世紀にわたって読みつがれてきた名作です。ぜひご覧ください。

 さし絵:二色刷

 
     
 
 
 
     
 
  
 
     
 
●小学4・5年以上
 

   
 
 
   



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