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教育で平和をつくる
 ―― 国際教育協力のしごと
小松 太郎 著
定価819円
 
■目次
   はじめに
1 教育行政官のしごと――教育を始める
  いざコソボへ/ミッション・インポッシブル/紛争地で働くということ/多民族国家/憎しみの残る街/子どもには危険がいっぱい/障害児が入賞した! etc
   番外編「紛争後社会の生活――電気!電気!」「仕事で必要なもの」
2 教育行政官のしごと――教育と民族問題に取り組む
  異なる民族・異なる学校・異なるカリキュラム/何語で話す?/先生が戦争犯罪人?/帰還事業/ちょっとフシギな対話集会/校長室に二人の校長先生が!/子どもたちは考える/憎しみを超えられるか et
   番外編「通訳の青年」「週末の過ごし方」「コソボの日本人」「ORB」
3 教育アドバイザーのしごと――教育をサポートする
  ユネスコ・サラエボ事務所への転職/ボスニアという国/「万人のための教育」に向けて/民族融和支援に向けて/JICAアフガニスタン教育アドバイザー/先生たちのネットワーク/広島にやってきたボスニアの先生たち etc
4 教育研究者のしごと――教育を〈しらべる〉
  調査研究のしごととは/宗教学校とテロ/民族融和と教育/「みな同じ」/沖縄の経験をつたえる etc
   おわりに


 
完全に破壊されてしまった学校(コソボ)  
 
  教科書がなくても、「学校が楽しい!」と授業に夢中な子どもたち(アフガ ニスタン)

■内容紹介
 戦争や紛争があった土地への復興支援、というと、皆さんはどんな仕事を思い浮かべますか? この本で紹介する「国際教育協力」とは、学校を建てるという〈目に見える支援〉だけではなく、紛争後の学校ではどのような教育プログラムを作れば子どもたちが平和について学べるか、民族間の憎しみを和らげるためにどんな教育方法があるのか、子どもたちが安心して勉強できる環境をどうやって作るのかといった、いわばソフト部分の国際協力の仕事です。
 著者の小松太郎さんは、国連暫定政府の教育行政官、ユネスコやJICAの教育アドバイザーとして、コソボ、サラエボ、パキスタン、アフガニスタンなどの紛争直後の町で、自治体などの行政と学校との間に入って、奮闘・活躍してきました。この本では、その体験談をリアルに伝え、日本人として、紛争後の人々が平和に暮らしていくためにできることについて語ってくれます。
 この本のカバーで使ったのは、ボスニアの学校の生徒が描いた絵です。戦争からしっかり守られているあたたかい地球のイメージからは、「勉強したい!」と目を輝かせて言う子どもたちの声が聞こえてきませんか。すべての人が教育をうけられる世界にするための、地道だけれどとても重い仕事について、ぜひこの本で知ってください。



  ボスニア訪問調査校で見た子供が描いた絵

  表示価格は全て定価(税5%込)です.



Copyright 2006 Iwanami Shoten, Publishers. All rights reserved. 岩波書店