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646
ニュートリノの夢
小柴 昌俊 著
定価777円
■目次
1 ニュートリノ観測に成功!
2 子ども時代と青春時代
3 研究者として歩みだす
4 朝永振一郎先生
5 カミオカンデをつくる
6 ノーベル賞と財団の夢
■著者紹介
小柴 昌俊(こしば・まさとし)
1926年愛知県生まれ.現在,東京大学名誉教授,財団法人平成基礎科学財団理事長,日本学士院会員.東京大学理学部物理学科卒業.ロチェスター大学大学院修了.東京大学理学教授,素粒子物理学国際センター長などを歴任.2002年ノーベル物理学賞受賞.著書に『ニュートリノ天体物理学入門』(講談社ブルーバックス),『やれば,できる』(新潮文庫),『物理屋になりたかったんだよ』(朝日選書)などがある.
■内容紹介
 小柴先生が世界ではじめてニュートリノを観測して,2002年にノーベル物理学賞を受賞したことは知っていますね.でも,肝心のニュートリノがどこで,どんなふうにできているか,知っていますか?
 太陽でつくられている太陽ニュートリノのほかに,つねに宇宙から地球に降ってきている宇宙線が地球の大気とぶつかって生成している大気ニュートリノがあります.大気ニュートリノのできかたはつぎのとおりです.
 1 宇宙線(おもに陽子)が大気の原子核とぶつかって,パイ中間子ができる
 2 パイ中間子がミュー粒子とミューニュートリノに崩壊する
 3 ミュー粒子が電子と電子ニュートリノ,ミューニュートリノに崩壊する
 こうしてできたニュートリノを観測してきたのが,小柴先生たちが岐阜県神岡町(現・飛騨市)の地下につくった「カミオカンデ」さらに「スーパーカミオカンデ」という巨大な観測装置なのです.
  この本は,小柴先生自身が,どんなふうにしてそれらの巨大で高性能の装置をつくりあげたか,何がわかってきたか,という研究をわかりやすく語ったものです.が,それだけではありません.体の弱かった小柴青年が徴兵検査で「小柴昌俊,丁種合格!」と宣言された話(丁種も合格なんですね),アメリカで打ち上げた原子核乾板を回収するため,米海軍の戦闘機で乾板をつるした気球を撃ち落とそうとした話(結局,落とせなかった),同じノーベル物理学賞を受賞した恩師とあおぐ朝永振一郎先生は,恩師は恩師でも物理学は教えてくれず,お酒を教えてくれた話.とにかく話がおもしろいのです.随所にフフッと笑える話が入っていて,楽しく読めます.みなさんもユーモアのある先生だなと親しみを感じることでしょう.


  表示価格は全て定価(税5%込)です.



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