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星のかけらを採りにいく
―― 宇宙塵と小惑星探査
矢野 創 著
 
■目次
はじめに―はやぶさカプセルの重さ

第1章 〈うちゅうじん〉はあなたの肩に
第2章 どこへ採りにいくのか
第3章 小天体の記憶はいつ刻まれたか
第4章 星のかけらは何を語るのか
第5章 どうすれば深宇宙を探査できるのか
第6章 なぜ小惑星を調べるのか
第7章 フロンティアへの挑戦

おわりに―「何になるか」ではなく「何をするか」

コラム(各章末)

わたしの旅路 (1) 西荻窪発,三〇円日帰り探検
(2) 伊豆で山籠り,海潜り
(3) 東海道五十三次を歩く
(4) 交換留学で米国へ
(5) 日・米・英での進路選択
(6) 宇宙塵を求めて東奔西走
(7) 後継者へ,子供たちへ渡したいバトン

■内容紹介
 歌や物語にたくさん登場する、ロマンティックな夜空の流れ星。さてそのサイズはどのくらいだと思いますか? 実はその正体は、小さな小さな「宇宙塵」です。この宇宙からの便りは毎日私たちに降り注いでいますが、これこそ、太陽系と生命の誕生の大きな鍵を握っているのです。それでも地上で採取できるものだけでは、情報は不充分。それならもっと遠くの星に〈かけら〉を採りに行こう、というのが宇宙探査です。
 探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワの試料をカプセルに入れて持って帰ってきたことは、皆さんもよくご存知だと思います。著者の矢野さんは、はやぶさプロジェクトのメンバーとして開発・運用にかかわり、イトカワでサンプルを採るための装置も担当した科学者です。この本では、それまでに矢野さんがかかわってきたNASAのスターダスト計画や、しし座流星雨航空機ミッションなども紹介。読み進めていくと、小さな〈かけら〉から広がるとてつもない知の世界にわくわくします。
 数々のトラブルを乗り越え、世界で初めて小惑星サンプルリターンを成功させたはやぶさは多くの人を感動させましたが、それは物語の終わりではなく、まさにここから次のステージが始まり、次の世代へとバトンが渡されていくことを意味しています。「思い描く未来がなければ自分で創る」という矢野さんが、未知・未踏のフロンティアへの挑戦を明快に語ります。


■著者紹介
矢野 創(やの・はじめ)
1967年東京都生まれ.Ph.D., PMP.英国ケント大学院宇宙科学科博士課程修了.JAXA宇宙科学研究所・学際科学研究系助教,同月惑星探査プログラムグループ併任.慶應義塾大学院特別招聘准教授.専門は太陽系探査科学,宇宙環境科学. 米国NASAジョンソン宇宙センター研究員を経て,1999年から現職.「はやぶさ」「スターダスト」「レオニド・マック」など,日欧米で10余りの宇宙実験,探査プロジェクトに従事.現在は「イカロス」「たんぽぽ」「はやぶさ2」などに参画.主な著書に,主な著書に,『未解決のサイエンス』(ニュートンプレス,共訳),『太陽系大地図』(小学館,共著),『小惑星探査機はやぶさの超技術』(講談社ブルーバックス,共著)などがある.



  表示価格は全て定価(税5%込)です.



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