編集部だより


11月の新刊




  インターネット術語集
矢野直明著
(新赤版814)
 

     
   iモードに始まった、携帯電話でのネット接続やブロードバンドの爆発的普及もきっかけとなり、あっという間に日常生活の一部になったインターネット。いまやパソコンはもちろんのこと、携帯では動画や写真を送るのが流行ですし、カーナビ、「Lモード」なんて自宅用電話機も登場して、ありとあらゆるところでネット検索・メールのやり取りができるようになっています。まさに「ユビキタス・コンピューティング(遍在するコンピュータ→詳しくは本書をご覧下さい)」時代に近づきつつあるようです。

 しかし一方で、ウイルスやネット犯罪、住基ネットのスタートに象徴される情報保護についての懸念、電磁波の影響など、数年前には予想すらされなかったような新たな問題も次々生じ、無関係な事では済まされなくなっています。身近になればなるほど、「仕組みを知らなくても、便利に使えればいい」と言ってはいられません。

 技術革新とともに新しい用語も次々生まれています。たとえば「サイバーソースのグローバルでミッションクリティカルなデータセンターでは、いつでも利用可能なサイバーコマースエンジンが完備されています。これは毎日何十万というトランザクションを処理できる中核システムです」という文章を読んで意味がわかりますか?

 『インターネット術語集II―サイバーリテラシーを身につけるために』は、好評の前著に続き、最新の用語を紹介しながら現状を解説していきます。危険性も十分意識しながらネット社会を快適に・豊かに過ごしていくための知識が満載です。
(新書編集部 広田祐子)
 
     
  ■著者紹介
矢野直明(やの・なおあき)
1942年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、1966年朝日新聞社入社。88年、『ASAHIパソコン』を創刊して初代編集長に。『月刊Asahi』編集長のあと、95年から出版局デジタル出版部長兼『DOORS』編集長、97年から総合研究センター主任研究員。2002年朝日新聞社を定年退社、サイバーリテラシー研究所を開設。
 著書に『パソコンと私』(福武書店)、『マス・メディアの時代はどのように終わるか』(洋泉社)、『インターネット術語集』(岩波新書)、『サイバーリテラシー ―IT社会と「個」の挑戦』(日本評論社)、『情報編集の技術』(岩波アクティブ新書)。Eメール yano@cyber-literacy.com
 
     
  ■目次
 はじめに

第一章 変容するサイバースペース
 1 バージョン
 2 ケータイ
 3 ブロードバンド
 4 ピア・ツー・ピア
 5 GPS
 6 ウエブサービス
 7 ユビキタス・コンピューティング
 8 ミックスト・リアリティ
 9 ヒューマノイド・ロボット

第二章 IT革命はこれからが本番
 1 ネットバブルの崩壊
 2 ソリューション
 3 e-Japan
 4 住基ネット
 5 個人情報保護法
 6 DoS攻撃
 7 サイバー犯罪条約
 8 eコマース
 9 ブロードバンド通信とデジタル放送
 10 電子ペーパー
 11 ICANN
 12 ユニバーサル・デザイン
 13 IT被害

第三章 サイバースペースの挑戦にどう応戦するか
 1 「すばらしい新世界」と「超パノプティコン」
 2 コード
 3 サイバー法
 4 出会い系サイト

第四章 総メディア時代の到来
 1 ブログ
 2 データセンター
 3 サイバーリテラシー

あとがき
基本文献【より詳しく知りたい人のために】
参考文献/索引

 
  ■岩波新書にはこんな本もあります  
 
インターネット術語集 ―サイバースペースを生きるために  矢野直明著 新赤版667
IT革命 ―ネット社会のゆくえ  西垣 通著 新赤版729
インターネットセキュリティ入門  佐々木良一著 新赤版606
インターネット  村井 純著 新赤版416
インターネットII −次世代への扉  村井 純著 新赤版571
新パソコン入門  石田晴久著 新赤版701
 
 
新刊の紹介へ戻る
 



Copyright 2009 Iwanami Shoten, Publishers. All rights reserved. 岩波書店