編集部だより






 

インターネット新世代
村井 純著
(新赤版1227)

 
 
 

 グローバル空間で何を創造するか

 デジタル化するテレビ、進化し続ける携帯電話、ビジネスで注目を浴びるクラウドコンピューティング。

 これらは本書の鍵となるテクノロジーです。インターネットとどう関係するのか、一見わかりにくいですね。しかし、グローバル情報基盤という観点から、深い結びつきが見えてきます。10年前はコンピュータの世界のものだったインターネットが、人類社会のインフラとして成長を続けているのです。まだまだその可能性を汲み尽くしているとはいえないようです。

 未来の地球社会を創造するために、日本のインターネットの開拓者である著者が、深く熱く語ります。

(新書編集部 千葉克彦)
     
 

■著者紹介
村井 純(むらい・じゅん)1955年東京に生まれる。1979年慶應義塾大学工学部数理工学科卒業。1984年同大学院工学研究科博士課程修了。東京工業大学総合情報処理センター助手、東京大学大型計算機センター助手をへて、1990年慶應義塾大学環境情報学部助教授。1997年より同教授。工学博士。WIDEプロジェクト代表。
著書―『インターネット』 『インターネットU』(岩波新書)、『インターネットの不思議、探検隊!』(太郎次郎社エディタス)、『日本でインターネットはどのように創られたのか?』WIDEプロジェクト編著(インプレスR&D)ほか。
監訳―『アンワイアード 果てしなきインターネットの未来―4Gへのシナリオ』(インプレスR&D)ほか。

     
  ■目次    
   はじめに  
     
 
第1章
メディアが変わる  
 

1 デジタル化でテレビはどう変わる
2 マルチメディアとインターネット
3 広告の変革
4 社会制度の調整
5 流通するデジタル情報

 
第2章
無線とモビリティ―携帯電話の将来  
 

1 持ち歩くスタイル
2 どこでもつながる情報空間
3 街と家の中はどうなるか
4 電波空間をどう使うか
5 宇宙に広がるインターネット

 
第3章
地球規模のインフラストラクチャへ  
 

1 クラウドコンピューティングの意味
2 光ファイバー網の発展
3 IPv6への期待

 
第4章
地球社会とインターネットの課題  
 

1 インターネットは危険なのか
2 人間のための情報社会
3 高信頼性インターネット社会

 
第5章
グローバル空間  
 

1 グローバル空間のルール作り
2 断片化とのたたかい
3 世界の中の日本

 
第6章
未来へ向けて  
 

 

 

 おわりに

 

  ■岩波新書にはこんな本もあります  
 
インターネットIII―次世代への扉 村井 純 新赤版416・571
ユビキタスとは何か―情報・技術・人間 坂村 健 新赤版1080
ウェブ社会をどう生きるか 西垣 通 新赤版1074
デジタル社会はなぜ生きにくいか 徳田雄洋 新赤版1185
ITリスクの考え方 佐々木良一 新赤版1147
テレビの21世紀
岡村黎明 新赤版830
 
 
 



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