革命、国家建設、そして日本との戦争へ
シリーズ中国近現代史第3巻をお届けいたします。この巻では、孫文が死ぬ1925年から、中国が日本との戦争に勝利する1945年8月までをたどります。
この時期の中国は、タイトルにありますように、「革命とナショナリズム」の時代でした。国民党と共産党という二つの「革命」政党が、協力と対立を繰り返しながらも、「中国」として日本の侵略に抗っていく20年です。当時の中国にとって「革命」とは何を意味していたのか、共産党が力を拡大させたのにはどういう背景があったのか、日本の対中侵略にどう勝利したのか―。現代中国の成り立ちを理解する上でも欠かせないこうした問いについて、本書は答えてくれるはずです。
現在では、イデオロギーが人びとを駆り立てて、歴史を動かしていったということに、なかなかリアルに想像することが難しいのではないでしょうか。著者は、イデオロギーの時代がもっているダイナミズムやその多面的な姿を、骨太な筆致でお書きくださいました。さらに、本書には、類書ではあまり見ることのできない、当時の空気を伝える写真がたくさん収載されておりますので、そちらもどうぞじっくりご覧いただきたいと思います。
*シリーズ第2巻の『近代国家への模索 1894−1925』は、2010年12月に刊行する予定です。
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