編集部だより






 

語感トレーニング―日本語のセンスをみがく55題
中村 明著
(新赤版1305)

 
 
 

 「快調」「好調」「順調」―もっとも調子がいいのは?

 大好評『日本語 語感の辞典』の著者が、今回は新書に登場。楽しいQ&Aを手がかりに、日本語をもっと使いこなすためのヒントを解説します。たとえばこんな問題が登場。

Q たとえば「暑い」を「暑苦しい」と言うように、次の語について、マイナスイメージを含んだ表現に言い換えてみてください。
厚い   薄い   狭い   広い   長い

Q 「自分の妻」を指す語を思いつくかぎり挙げてください。

Q 次のを、謝罪の程度が深いと思われるものから順番に並べてください。
過日の件、あらためて深くお詫びいたします。
この間は失礼しました。
先日はご迷惑かけてどうも済みませんでした。
先だっての件、まことに申し訳ありません。

(答えは本書で!)
     
 

■著者紹介
中村 明(なかむら・あきら)1935年山形県鶴岡市生まれ。1964年早稲田大学大学院修了。現在、早稲田大学名誉教授。専攻、文体論。
著書─『比喩表現の理論と分類』(国立国語研究所報告 秀英出版)、
『日本語レトリックの体系―文体のなかにある表現技法のひろがり 『日本語の文体―文芸作品の表現をめぐって 文章読本 笑いのセンス』 『文の彩り―顔・姿・心を描く名表現 日本語 語感の辞典』(以上、岩波書店)、『作家の文体』『名文』『笑いの日本語事典』(以上、筑摩書房)、『日本語の文体・レトリック辞典』(東京堂出版)、『小津の魔法つかい』『文体論の展開』(以上、明治書院)ほか。

     
  ■目次   
     
 

 はじめに

 
 
第1部
言った〈人〉はどんな人?       Q1〜23
 ─「ピザ」と「ピッツァ」の違いとは(表現主体の陰翳)
 
 

 コラム1 ─ 言語調査の風景
 コラム2 ─ 夫と妻の数比べ

 
第2部
言われた〈もの〉はどんなもの?    Q24〜34
 ─「紅顔」と「赤ら顔」、思い浮かべる顔は(表現対象の履歴)
 
 

 コラム3 ─ 年齢の異名めぐり

 
第3部
〈ことば〉のにおいを感じるために   Q35〜55
 ─「ニホン、チャチャチャ」となぜ言わないか(使用言語の体臭)
 
 

 コラム4 ─ ことば辞典のいろいろ
 コラム5 ─ 各種辞典の役割分担
 コラム6 ─ 笑いのニュアンス

 

 結び 日本語の語感を考える─〈体系〉づくりの試み

 語感要素一覧
 あとがき

 

  ■岩波新書にはこんな本もあります  
 
日本語練習帳 大野 晋 新赤版596
日本語の古典 山口仲美 新赤版1287
曲り角の日本語 水谷静夫 新赤版1304
日本語と時間─〈時の文法〉をたどる 藤井貞和 新赤版1284
ことば遊びの楽しみ 阿刀田 高 新赤版1019
ことばの由来 堀井令以知 新赤版941
ことばの履歴 山田俊雄 新赤版188
四字熟語ひとくち話 岩波書店辞典編集部編 新赤版 別冊10
ことわざの知恵 岩波書店辞典編集部編 新赤版 別冊7
 
 
 



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