特集=〈極限〉を生きる生物たち──海底から宇宙まで
ヒマラヤの植物――高山に生きる知恵をみる 大場秀章
火星での暮らし――地球圏外の極限に生きる 山下雅道
地底奥深くに拡がる未知の生物圏 高井研
初期地球の海底下熱水系における生命活動 上野雄一郎
海洋底の生物の生存戦略 太田秀
メタゲノム解析による生命システム研究の広がり――ヒト腸内細菌叢を読む 服部正平・黒川顕・伊藤武彦
[コラム]
南極を訪れて――新規微生物への期待 今中忠行
クマムシ:極限環境で“生命を隠す”動物 鈴木忠
放射線をかいくぐり生きる微生物 高橋昭久・大西武雄
新連載
科学の社会化シンドローム(第1回)科学の「社会化シンドローム」――成長した科学が向き合う問題群 石黒武彦
新コラム
生命をめぐる世界の潮流:クローン研究のための卵子提供と倫理的問題 池部織音
〈総説・報告〉
脳をめぐる倫理――脳神経倫理学を構成する事象 福士珠美・佐倉統
拡大する野生との軋轢(後編) 樋口広芳
巻頭エッセイ 学ぶ・創る・遊ぶ
ドーナツ状の泡は作れるか 高木隆司
科学通信 科学ニュース:サービス科学――はたして科学になるか 黒川利明 科学ニュース:物理学による免疫系のモデル化
F.W.ウィーゲル・江沢洋・中沢徹・渡辺敬二 シンポジウム:「生物学版サミット」体験記――絶滅の生物学をテーマにした国際会議
石濱史子
地球・環境・人間(第14回)
キリマンジャロの雪が消える 石 弘之
星砂Times(第8回)
魚は3階,虫は2階 中嶋康裕
〈認知科学な〉日常(第15回)
考えることの能動性について 田中茂樹
ちびっこチンパンジー(第56回)
目は心の窓 友永雅己
大宇宙からのフォト・レター(第2回)
渦巻銀河 野本陽代
日本自然再生紀行(第2回)
神戸――鳥取県日南町の花の谷 鷲谷いづみ
文化としての科学の本(第9回) 浪川幸彦/科学と文化を結ぶ会
学術会議おぼえがき(第5回)
分科会に希望を託して 斎藤成也
心にのこる1冊 D.O.ウッドベリー著『パロマーの巨人望遠鏡(上)(下)』 黒田武彦
書評
浅間茂著『フィールドガイド ボルネオ野生動物――オランウータンの森の紳士録』 酒井章子 評
50年前には/75年前には
編集部に届いた本から
次号予告/編集後記 |