科学

2008年5月号
(Vol.78 No.5)

目次

進みつつある温暖化にいかに対応するか.二酸化炭素貯留は頼りになるのか,省エネをいかに進めるのか.農業,都市をどうするか.国内排出権取引は誰に我慢を強いるのか,バイオ燃料は持続可能ではない? 合理的な対応のために.

 

  

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特集 
温暖化への対応 日本のテクノサイエンス

[構成とデザイン]

地球温暖化対策技術の基本構成 山地憲治
温暖化防止に向けた都市のあり方 花木啓祐
地球環境時代の都市デザイン 布野修司

[環境と技術]
日本の農業と海面上昇のゆくえ─地球温暖化の影響と適応策 原沢英夫
森林による二酸化炭素の吸収 松本光朗
省エネ技術の展望と普及施策 永田豊
CO2回収貯留をどう考えるか 藤井康正

[社会と政策]
国内排出権取引制度が選ぶ未来 岡敏弘
クリーン開発メカニズムの現状と課題 明日香壽川
バイオ燃料は“持続可能”か?─問われる日本の政策 北林寿信

[コラム]
海洋による二酸化炭素の吸収  中澤高清
日本の農業から発生する温室効果ガスをどう読むか 八木一行
セメント産業における二酸化炭素排出削減について 細谷俊夫
IPCCでの議論について  杉山大志

[報告・解説]
中越沖地震の震源断層が示すこと ─構造調査と地震直後の機動的観測の重要性  平田 直・佐藤比呂志・加藤愛太郎・酒井慎一
森林消失が地球温暖化の鍵 ─IPCC評価の科学と政治力学 福田正己

巻頭エッセイ 学ぶ・創る・遊ぶ
  図書館のきのこ狩り 飯沢耕太郎

科学通信
オピニオン:イージス艦衝突事故の“盲点”─認知神経科学からの問い 酒田英夫

地球・環境・人間(第33回)急減する世界のマングローブ林 石弘之

生命の思想(第6回) 内なる無限─増え続ける生物種  本庶佑

石原純をたずねて(第16回) ヨーロッパ留学─ドイツへ 西尾成子

広辞苑を3 倍楽しむ(第4回) 藤井理行

シリーズ《月の科学》(第2回)隕石から見る月の成り立ち─進む研究,深まる謎  荒井朋子

Focus in the Dark(第19回) 液晶テレビの画素 伊知地国夫

ちびっこチンパンジー(第77回) 野生動物研究センター発足 松沢哲郎

脳と心の交差点(第7回) 変わる倫理,変わらぬ真理 加藤忠史

科学の種をまく(第11回) 科学者の銅像と偶像─科学者伝との出会い 渡辺政隆

心にのこる1冊
エルンスト・マッハ著『マッハ力学─力学の批判的発展史』 横山順一

書評
科学倫理検討委員会編『科学を志す人びとへ─不正を起こさないために』/ 山崎茂明著『パブリッシュ・オア・ペリッシュ─科学者の発表倫理』  石黒武彦 評

50年前には/75年前には

編集部に届いた本から

次号予告

 

 

 

 



 

 

 

 

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