科学

2009年1月号
(Vol.79 No.1)

目次

2008年度ノーベル賞を記念して総勢39人の方にご執筆いただいた大特集!

 

  

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特集 
ノーベル賞と学問の系譜
 ――日本の科学と教育



■物理学賞
素粒子物理学の50年−「対称性の破れ」を中心に 大栗博司
日本における素粒子論の系譜 江沢 洋
素粒子論の革命期 坂東昌子

■化学賞

GFPをめぐる半世紀の歴史 −下村脩,Martin Chalfie,Roger Y. Tsien  宮脇敦史

■生理学・医学賞

エイズの病原体の発見 −Luc Montagnier, Francoise Barre-Sinoussi  畑中正一
子宮頸癌原因ウイルスの発見から感染予防ワクチン実用化まで −Harald zur Hausen  神田忠仁

■ノーベル賞に寄せて

思い出
ノーベル賞に寄せる思い出 坂井典佑
素粒子論グループとコペンハーゲン精神  亀淵 迪
物理学の魔術師,南部先生  江口 徹
基礎科学の新しい柱  青木健一
益川・小林両博士の名古屋時代  大貫義郎
小林−益川論文の出た頃  九後太一
特異なる発想  藤川和男
南部さんとの出会い  木下東一郎
湯川先生の思い出から  荒木不二洋
喜ばしいこと・懐かしいこと  北原和夫
ノーベル生理学・医学賞と長崎医科大学  岡本拓司
次世代へ
若手素粒子論屋の想い  橋本幸士
同等な述べ方 −ディラックによせて  戸田盛和
科学のロマンを子どもたちに  米沢富美子
4人のノーベル賞を祝う  有馬朗人
独創の芽を育てる機会に  川合 光
ノーベル物理学賞の独占受賞に祝杯  外村彰
役に立つ vs知りたい  栗本 猛
知的活動の素晴らしさ  和達三樹
ノーベル賞と基礎科学の将来  池内 了
ノーベル賞受賞者とともに科学をベースにした社会づくりを  滝川洋二
ノーベル賞のインフラストラクチャー 風間洋一
「遅れてやって来たノーベル賞」のメッセージ 佐藤文隆
[コラム] 助手の無理解  土屋賢二
研究の広がり
素粒子論の新時代へ向けて 村山 斉
南部理論はいま 山脇幸一
南部−小林−益川もう一つのつながり 初田哲男
私の好きな南部さんの論文 米谷民明
3人の受賞者の恩恵を受けた私の宇宙研究 佐藤勝彦
振り返ることのたやすさ 相原博昭
小林−益川理論を検証した Bファクトリー −世界最強の加速器 KEKB  小磯晴代
標準理論万歳  中西 襄
科学の進歩ということ  伊藤邦武

巻頭エッセイ 学ぶ・創る・遊ぶ
ノーベル賞と報道  白川英樹

科学通信
科学ニュース: :超新星残骸から明らかになった超新星の立体構造  古澤彰浩・玉川徹
オピニオン:著しい過小評価が容認された柏崎刈羽原発の想定地震  石橋克彦

生命の思想(第 10回(最終回))生命科学の未来   本庶佑

脳のなかの有限と無限(第 12回)長江文明の生んだ絶妙な生存戦略〈棲み分け型社会〉  大橋力

広辞苑を 3倍楽しむ(第 12回)くらげ   村上龍男

日本自然再生紀行(第 15回)生物多様性ハウス農業   鷲谷いづみ

数と漢字の物語(第 7回)数を数える宗教者たち   円満字二郎

石原純をたずねて(第 20回)一般化量子条件とその周辺   西尾成子

〈フォーラム〉教育の未来像(第 6回)「自分らしさ」を育てる環境   伊藤由佳理

ちびっこチンパンジー(第 85回)ジェーン・グドールと幸島の旅   松沢哲郎

心にのこる 1冊
グレゴリー・ベイトソン著『精神の生態学』  池上高志

書評
仁科記念財団編『仁科記念講演録集1』  岡本拓司 評

クロード・ベルナール著『実験医学の原理』 大隅典子 評

50年前には/75年前には

編集部に届いた本から

2008年『科学』総索引

次号予告

 

 

 

 



 

 

 

 

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