科学

2009年9月号
(Vol.79 No.9)

目次

子どものアレルギー疾患、先天異常の率が増加しているというデータがあります。 子どもの健康に何かが起こっている今、科学はどう向き合うのか。考え方と疫学調査データを特集します。

 

  

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特集 
子どもと環境化学物質
─病が“プログラム”される可能性


[どう考えるか・どうするか]
遺伝的ハイリスク群への対応を ─喫煙と遺伝的感受性の複合効果による出生体重低下の知見から 佐々木成子・岸玲子
プログラムされる“病”の新たな仮説 ─環境化学物質による代謝系遺伝子の次世代エピゲノム変化 大迫誠一郎
シックハウス症候群はなぜ減らないか ─解決の道筋をつけるために 戸高恵美子・森千里
ビスフェノールAの汚染と低用量作用 堤治
ダイオキシンの科学,リスク評価,そして政策 遠山千春
環境汚染物質とアレルギー疾患の増加・増悪 高野裕久

[実態を知るために]
低濃度PCB・ダイオキシン類およびPFOSの次世代影響 ─「環境と子どもの健康に関する北海道研究」最近の成果から 岸玲子
微量分析が鍵を握る─PFOS分析例から 斉藤貢一
メチル水銀による生後の神経発達への影響 ─世界と日本の出生コホート研究から 佐藤洋

[コラム]
小児疾患と環境化学物質:遺伝─環境相互作用の観点から 緒方勤
子どもの健康に害を及ぼす環境要因を大規模コホート研究で明らかにする 塚本直也・丹藤昌治

巻頭エッセイ 学ぶ・創る・遊ぶ
  基礎物理学研究所の昨今  江口徹

科学通信
科学の動向: :新型インフルエンザの国境検疫(水際対策)の効果に関する理論疫学的分析  西浦博
科学ニュース:新たな宇宙誌・地球誌・人類誌を提示する試み─「鉄─137億年の宇宙誌」展 宮本英昭

[特別寄稿]
内分泌攪乱化学物質の低用量作用と毒性学のあたらしい課題 井上達

……………報告・解説………………………………………………
マウス海馬錐体細胞シナプスの左右差 篠原良章・重本隆一
「天使と悪魔」の虚と実─反物質研究の最前線 早野龍五
スピン流の科学 安藤和也・齊藤英治

地球史を旅する(第4回)バージェス頁岩(ヨーホー国立公園,カナダ) 白尾元理

ミクロハビタットの小宇宙(第2回)岩清水が伝う湿崖 加藤真

石原純をたずねて(第24回)現代物理の普及活動 西尾成子

ちびっこチンパンジーと仲間たち(第93回)チンパンジーの誕生会 林美里

自然系博物館の未来(第5回)大学博物館の可能性 馬渡駿介

数と漢字の物語(第15回)三五夜中新月の色 円満字二郎

物理の響き♪こころのひびき♯♭─音楽への認知的アプローチ(第13回)「胎児の記憶」から考える聴覚の本質─シュトックハウゼン・笙・アンビエンス(上) 伊東乾

脳と心の交差点(第15回)「MR.BRAIN」に見る脳科学と社会の接点 加藤忠史

広辞苑を3倍楽しむ(第20回)コンペイトー  早川美徳

心にのこる 1冊
手塚治虫著『鉄腕アトム』 郡司隆男

書評
岡本暁子・西村吉雄・若杉なおみ編『科学技術は社会とどう共生するか』/ 小林宏一・瀬川至朗・谷川建司編『ジャーナリズムは科学技術とどう向き合うか』 長神風二 評

50年前には/75年前には

編集部に届いた本から

次号予告

 

 

 

 



 

 

 

 

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