科学

2012年10月号
(Vol.82 No.10)

●創刊1931年●

目次


目次のpdf(本誌印刷目次のpdf)はこちらをご覧ください。

 

  

購読のご案内

科学トップページ

特集 
放射線副読本をどう考えるか


放射線教育の問題点──なぜ低線量放射線リスクは“わかっていない”とされるのか ……崎山比早子

日本の理科教育における原子力問題の 今後の取り扱いについて──副読本・検定・市民のための科学的リテラシー……笠 潤平

市民科学と放射線教育……小玉重夫

福島の現場から:副読本が生んだ〈傷〉と〈混乱〉
  ……後藤 忍・國分俊樹

全国(47都道府県・政令指定都市)教育委員会アンケート

[資料]

「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本──“減思力”を防ぎ,判断力・批判力を育むために(改訂版)」(福島大学放射線副読本研究会)より

「降下物量のデマ」(本誌3月号p.291より再掲載)

「気象研究所による90Srおよび137Cs月間降下量の経時変化(1957年4月〜2011年9月)」 (本誌4月号p.444より再掲載)

[演劇台本]「今伝えたいこと(仮)」(2012年9月11日版)(福島県立相馬高等学校放送局制作)より


巻頭エッセイ
 知の崩壊を止めることができるか……山口幸夫



[科学時評]
  ボーム・ダイアローグと311情報学……高野明彦



放射線に対する生体の“確率的”応答 ──遺伝子発現の網羅的解析……井上 達・平林容子

母子伝達されるナノ粒子:次世代健康影響を考える ……武田 健

ナノ材料による次世代健康影響とリスク管理への課題 ……梅澤雅和

原子炉圧力容器の脆化予測は破綻している ──でたらめな予測式をごまかす意見聴取会……小岩昌宏


科学通信
〈コラム〉放射線測定の現場から 警戒区域外の住民に対する被曝管理体制の疑問 ──茨城県守谷市を例に……小豆川勝見

生命情報を維持するジャンクと呼ばれるRNA──わずかに存在する“小さなRNA”がDNA損傷修復に必須である……アルカ・サクセナ,ピエロ・カルニンチ

〈コラム〉分子で地球を読む 分子化石の系譜……大河内直彦

これでいいのか意見聴取会……原発規制庁審議ウォッチ・グループ


[新連載]
3.11 以後の科学リテラシー<1>……牧野淳一郎


連載
脳のなかの有限と無限<27>音楽のなかの有限と無限(6)……大橋 力

星砂Times<45>シーラカンス……中嶋康裕

ちびっこチンパンジーと仲間たち<130>植物園にすむクモザル……松沢哲郎

広辞苑を3倍楽しむ<56>雀・腕金……三上 修

市民社会と行政法<13>……大浜啓吉

 

 

 

 



 

 

 

 

Copyright 2011 Iwanami Shoten, Publishers. All rights reserved. 岩波書店