1997 VOL.67 NO.10

科学10月号目次


 特集=生物多様性をどう保全するか―地球サミット5周年

巻 頭 言 叡知を集めて 樋口広芳 701

今月の‘科学’から 702

科学の目 日本におけるトキ絶滅の歴史〈カラー〉 尾崎清明 703
     イエネコからのウイルス感染―ツシマヤマネコは生き残れるか 伊澤雅子・土肥昭夫 705
     国政の場でなにが議論されたのか 堂本暁子 707
 
リサーチ 身近な生きものが消えていく
      ―神奈川県レッドデータブックから〈カラー〉 高桑正敏 710
 
<Plus ultra>連載第22回  “エオヒッパス”にまたがる“エオホモ” 長谷川真理子 714

<フォーラム>
 スズ廃鉱山鉱滓からの深刻なヒ素汚染
  ―タイ南部に残る“大東亜共栄圏”の遺産 飯山賢治・齋藤京子 716

<大震災以後>シリーズ第14回  原発震災―破滅を避けるために 石橋克彦 720

解 説
 生物多様性の保全をどう理解するか 平川浩文・樋口広芳 725

 失われゆく生物多様性と人間の責務 前田琢 732

 個体群の縮小と絶滅過程 椿宜高 740

 伊勢湾に残された藤前干潟の自然を守る 辻淳夫 750

 ヤンバルの森は守れるか〈カラー〉 宮城邦治 754

 田んぼとともに生きてきたミヤコタナゴ 赤井裕 756

 トキの遺伝子保存 石居進 758

 広域環境モニタリングの現状と将来〈カラー〉 恒川篤史 765

 ドイツにみる生態的ネットワークを生かした国づくり〈カラー〉 一ノ瀬友博・Stefan HOTES 772

 里山の自然を守る市民活動
  ―自然・文化喪失の時代に生態学は〈カラー〉 鷲谷いづみ 779

 海洋への油流出と生態系の破壊 小城春雄 785

 カタクリの咲く谷戸の自然〈カラー〉 北川淑子 788

 国際NGOによる政策提言
  ―よりよい保全と研究と利用のために〈カラー〉 黒坂三和子 790

 生命支持システムを守るための法制度 磯崎博司 799

 保全を成功に導くための行政の役割 幸丸政明 805


書  評
 ロビン・ダンバー;科学がきらわれる理由(長谷川寿一) 813

科学時事
 ヘールボップ彗星の構成成分と起源―初期太陽系からの手紙 760
 生命の星・地球博物館特別展―地球再発見へのいざない 814
 日本では1980年代以降も不妊手術が強制されていた 815

《50年前には》 798   次号予告/編集後記 816

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