科学

現代科学の営為を多角的にとらえる

『科学』ホームページへようこそ

小誌は、科学界と社会を結ぶ雑誌として1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊されて以来、科学の進展と、科学と社会の間で起こるさまざまな問題を見つめてまいりました。
今回の大災害は、本当に言葉を超えた事態に思います。将来の時点から現在の転回点を振り返るときに、本誌が時代の証言を記録しえているように、企画活動に取り組んで参りたいと存じます。

 

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バックナンバー

『科学』電子版(特別無料公開中)
電子版ページにて、原発再稼働を考えるために、本誌掲載論文で特にご紹介したいものを特別に無料で公開いたします。

・Katsuhiko Ishibashi「The Nuclear Regulation Authority’s Careless and Faulty Review will Invite a Second Earthquake-Nuclear Combined Disaster (Genpatsu Shinsai)」(『科学』電子版のページへ)

・Keith Baverstock「2013 UNSCEAR Report on Fukushima: a critical appraisal」(『科学』電子版のページへ)

・伊東良徳著「再論 福島第一原発1号機の全交流電源喪失は津波によるものではない」(『科学』電子版のページへ)

記事特別公開
「火山学者緊急アンケート――川内原発差止仮処分決定の記載に関連して」(2015年6月号、『科学』電子版のページにて)

・大浜啓吉著「市民社会と行政法」第28回(2014年5月号、集団的自衛権をめぐるもの)(htmlの特設ページ)

・大島堅一・河野太郎・吉井英勝の3氏による座談会「原発の安全なたたみ方:資金・賠償・人材」(『科学』2012年5月号)(pdfダウンロード)。

・青山道夫・大原利眞・小村和久著「動燃東海事故による放射性セシウムの関東平野への広がり」(『科学』1999年1月号)(pdfダウンロード)

・石橋克彦著「原発震災──破滅を避けるために」(『科学』1997年10月号)(pdfダウンロード)

編集部からのメッセージ公開
「「エネルギー基本計画に対する意見(案)」をめぐって」(2014年1月号)
「グローバー報告に対する日本政府反論への批判の声」(2013年9月号)
「「福島人権宣言を考えるシンポジウム」から」(2013年1月号)
「国連人権理事会特別報告者のプレス・ステートメントより」(2013年1月号)
「原子力規制の問題」(2012年6月号)
「特集にあたって」(2012年3月号(科学の〈限界〉:価値の選択と予測))
「原発再稼動の前に事故検証を」2011年8月号

13年4月22日の新潟県知事から原子力規制庁への要請時のやりとりについて、こちらのページに文字起こしを掲載しています。

次号予告

「大震災・原発を考える」書籍をこちらのページでご紹介しています。

『科学』電子メール通信のご案内

東日本大震災に関連したお知らせはこちらをご覧ください

小誌の原子力発電に関連する記事一覧:こちらをご覧ください

教育委員会教育委員長/教育長アンケートについて(2012年10月号特集企画)
◎アンケートにご協力下さった関係者の皆様に感謝します。結果はこちら(pdf)です。
 参考:アンケート依頼時に添付した資料(pdf)です。


「科学と広報」のページへ《最先端研究開発支援プログラムの広報記事》

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《通巻1004号》

4月号

〈発売中〉 定価(本体1333円+税)


 

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■ 最新号より
◎大学は市場的な利益を追求する存在なのでしょうか? そうした根本的疑問を背景に、今号の特集名をあえて「大学と利益」としています。
目次1ページ目にデザインされた図は、OECDのまとめているEducation at a glanceに掲載されているもので、大学修了者の割合を国別に示しているグラフです。日本は、決して大学修了者が多いともいえず、また、女性の取得割合が男性より顕著に低いという、まれな国の一つなのです。
◎本庶佑氏による新連載「がんは治る」が始まります。初回は全体を見渡す「革新的がん免疫療法の誕生」。免疫学者として数々の成果を挙げてこられた本庶氏は、おもいがけずがんの研究に取り組むことになります。その研究は、画期的ながん免疫治療薬(一般名ニボルマブ)に結実し、がん治療のあり方を大きく変えようとしています。その驚くべき治療効果は、衝撃と熱狂を与えています。本庶氏には、以前にも本誌連載があり、単行本『いのちとは何か――幸福・ゲノム・病』があります。
◎独立記事では、合原一幸氏の「数学が拓く疾病治療:前立腺癌の内分泌療法を例にして」を掲載。前立腺癌の内分泌療法を例に、生体内ダイナミクスをモデル化し、指標の予測とコントロールを可能にする報告です。勘ではなく数理モデルの力によって、治療ないし病態維持の狭き道を選びとることを可能にします。この手法は、他の疾患にも応用できると考えられ、さらには、病気にいたる前の段階でのコントロールも、可能になるかもしれないという展望があります。
◎木野龍逸氏の連載コラムは「5年後に出てきたメルトダウン判断マニュアル――原発所長は何を知っていたのか」。このこと自体が、技術をあつかう能力のおそろしい空洞を示しているように思われます。
◎甲状腺がんのデータ分析について、津田敏秀氏の記事と、牧野淳一郎氏の連載で取り上げています。
◎巻頭エッセイは、篠田謙一氏の「人類史とゲノムが示唆する相互理解への道」、科学時評は、寺澤捷年氏の「和漢診療学という医療システム:これからの医療へのひとつの提言」です。


■前月号より
◎前月のトップページはこちらをご覧下さい。

■『見捨てられた初期被曝』関連ページ
◎study2007著『見捨てられた初期被曝』に関連して、本誌掲載記事の公開と、関連情報の紹介をこちらのページでいたします。

■ 「大陸移動説100周年」記念講演会の御礼
◎7月22日(7水)の午後に、国立科学博物館にて「大陸移動説100周年」を記念する講演会を開催いたしました。多数の方にご来場賜り、厚く御礼申し上げます。関連書籍のご案内をこちらのページに掲載しております。

■ 原発審査書パブコメ写しの募集
◎「原発審査書案/原発再稼働への市民からの意見書」のサイトを開設しています。こちらからどうぞ。高浜原発の審査書案へのパブコメが原子力規制委員会で募集されており(2015年1月16日まで)、皆様の意見の写しを『科学』編集部にもお送りください。

◎岩波書店・雑誌『科学』より環境省「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」委員・事務局各位に差し上げた手紙(7月13日版)について、次のページにてお知らせします。


●3.11後の本誌掲載論考をもとに編まれ、新規解題も豊富に盛り込まれた、尾内隆之,調麻佐志編『科学者に委ねてはいけないこと――科学から「生」をとりもどす』が刊行となりました。
 本誌論考をもとに執筆された影浦峡著『信頼の条件 原発事故をめぐることば』(岩波科学ライブラリー)もぜひどうぞ。
 本誌連載「3.11以後の科学リテラシー」の著者・牧野淳一郎氏の新刊『原発事故と科学的方法』ができました。
 本誌連載コラム「放射線測定の現場から」の著者・小豆川勝見氏の新刊『みんなの放射線測定入門』ができました。

●発売中の原発問題関連書籍

こちらのページで「大震災・原発を考える」書籍をご紹介しています。

『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』(アレクセイ・V.ヤブロコフ、ヴァシリー・B.ネステレンコ、 アレクセイ・V.ネステレンコ、 ナタリヤ・E.プレオブラジェンスカヤ著) 目次などの詳細はこちら

◎黒田光太郎・井野博満・山口幸夫編『福島原発で何が起きたか──安全神話の崩壊』
※多数の論者が参加した国際シンポジウムの記録です。問題群を一望し整理に役立つと思います。

坂田昌一/樫本喜一編『坂田昌一 原子力をめぐる科学者の社会的責任』
※50年前の原子炉導入期に、安全性を保障する制度を導入しようとした科学者の苦闘の記録。いまこそ読み返されるべき言葉があります。

石橋克彦編『原発を終わらせる』(岩波新書・新赤版1315)
※14人の筆者が、いま原発を超えていくべき理由を語ります。

エステル・ゴンスターラ著『インフォグラフィクス 原発──放射性廃棄物と隠れた原子爆弾』
※原子力と廃棄物をめぐる世界各国の過去と現在を、事実とデータにもとづいて美しく印象的なグラフィックで表現!

今泉みね子『脱原発から、その先へ――ドイツの市民エネルギー革命』
※3.11をうけていち早く、脱原発へと舵をきったドイツの「気になるその後」を伝えます。

「科学」編集部編『原発と震災──この国に建てる場所はあるのか』
※耐震性と立地の議論について、近年の本誌論文を集めました。(品切れになりました2007年11月号「日本の原発はなぜ〈信頼〉されないのか」の論考その他を収めています。)

『科学』2010年2月号特集「プルトニウム科学の現在」もどうぞ(在庫あり)

●参考:
『科学』の原子力発電関連記事のリストをつくりました(特別公開記事あり)
(2011年3月16日からこのページに記載していた原子力発電所に関連するメッセージは、上記ページの末尾に移動しました。

雑誌『世界』2011年1月号特集「原子力復興という危険な夢」(特別公開記事あり)

 



 

 

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