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最近の話題を読み解くのに役立つ刊行物をまとめて掲載しています。

イギリス、EUから離脱へ[NEW]

24日正午過ぎ(現地時間午前4時半頃)、国民投票の結果、イギリスの「EU離脱」が確実になりました。投票前から接戦は予想されていましたが、離脱の影響は大きく、最終的に残留派が競り勝つだろうとの楽観的観測がありました。予想外の結果です。EUは中核的な経済的支柱の一つを失い、弱体化は避けられません。自由貿易圏の利益を期待して進出していた世界の企業も、大きな影響を受けます。EUの経済的評価が下がれば、円高が進め。株価は下がるなど、日本への影響も多いと思われます。近年世界的に民意が「内向き」になり、ナショナリズムや排外主義が優勢になる傾向があります。今回も、イギリスの一国主義が連帯派を上回った形です。経済的影響のみならず、世界の「自愛的不寛容」が更に進行する端緒になりかねないできごとです。 >>一覧へ
(2016年6月24日)
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沖縄「慰霊の日」[NEW]

沖縄県は6月23日を「慰霊の日」と定めています。住民を多く巻き込んで悲惨な戦闘が繰り広げられた71年前の沖縄戦で、組織的な戦闘が終結したとされるこの日。本土防衛の「捨て石」として、沖縄を焦土と化しめた日本の論理は、戦後も米軍基地を集中させ、軍事同盟のしわ寄せを押しつけることで全く変わることがありませんでした。また今年4月、うるま市で発生した在日米軍属(元海兵隊員)による強姦殺人・死体遺棄事件を受け、抗議のための県民大会に6万5000人(主催者発表)が集まるなど、米軍基地に対する県民の怒りは頂点に達しています。参院選を前に、改めて沖縄のことを考えてみませんか。 >>一覧へ
(2016年6月22日)
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桜桃忌

作家・太宰治は、1909年6月19日に青森で生を受けました。1948年6月13日に玉川上水に入水して命を絶ちますが、遺体が発見されたのが奇しくも彼の誕生日だったことから、短編「桜桃」にちなみ6月19日を桜桃忌と呼ぶようになりました。彼の残した作品群は、独特の感受性とユーモア感覚で、いまや近代文学の古典と言えるでしょう。 >>一覧へ
(2016年6月17日)
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写真の日

6月1日は写真の日。1951年に日本写真協会によって定められました。かつて、日本人による最初の写真撮影がなされた日だと考えられたことが記念日の由来ですが、その日付は現在では間違いだったことがわかっています。正確な日付がいつだったかはともかく、写真には、時間や空間を超えて、私たちにさまざまなことを語りかける力があります。 >>一覧へ
(2016年6月1日)
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熊本で群発地震

4月14日午後9時26分、熊本地方を震源とする最大震度7の地震が発生。熊本を中心に大きな被害をもたらしました。4月16日、午前1時25分に更に大きな地震が発生。14日の地震を本震と信じ、帰宅した住民らも多くいたために更に大きな被害となりました。気象庁は16日の地震を本震としています。阿蘇山も小規模な噴火を起こし、震源を変えながら震度5以上の地震も続いているため、今後も予断できない状況で、復旧作業に直ちに取りかかるのは困難です。支援物資が避難している住民たちに行き渡らないなど、これまでの大規模災害の教訓が生かされていない実態は、災害が常に「想定外」の様相を呈し、リハーサル通りではないことを教えています。もちろん、混乱した当該地域の行政は責められませんが、そのバックアップを行うべき政府や関連省庁の対応の遅れも指摘されています。 >>一覧へ
(2016年4月18日)



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