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最近の話題を読み解くのに役立つ刊行物をまとめて掲載しています。

ケストナー没後40年[NEW]

エーリヒ・ケストナー(1899.2.23―1974.7.29)はドイツの作家、詩人で、特に児童文学の作家として有名です。母国ドイツにおいては彼の名を冠した「エーリヒ・ケストナー文学賞」が存在するほどの、国民的作家ともいえる存在ですが、ナチスドイツの時代には迫害を受けたことも。代表作の一つである『エーミールと探偵たち』執筆にあたり、「ドリトル先生」シリーズの挿絵でもおなじみのワルター・トリアーと出会い、以後多くの作品の挿絵をトリアーが担当することとなりました。 >>一覧へ
(2014年7月28日)
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第一次世界大戦100年[NEW]

1914年7月28日、第一次世界大戦が勃発しました。同年6月、サラエボでオーストリア=ハンガリー帝国の皇太子夫妻が暗殺され、それまで緊張状態にあった欧州各国の脆いバランスが決壊、史上初めての世界大戦となります。ヨーロッパ戦線で機関銃が活躍、機銃掃射を避けるため、敵味方が塹壕での睨み合いとなり、長期戦の原因となります。また、塹壕攻撃の有効な手段として大砲が用いられ、直撃による被害もさることながら、砲弾の爆音は塹壕に籠もる兵士の士気をくじきました。また砲撃の恐怖によるPTSDが多くの兵士の社会復帰に悪影響を与えたと言われます。毒ガス兵器、軍用機、タンク(戦車)等、以降の戦争を一変させる新兵器が多く用いられたことも特徴です。 >>一覧へ
(2014年7月25日)
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日清戦争勃発120年[NEW]

1894年7月25日、日清戦争が勃発しました(両国の宣戦布告は8月1日)。清国と日本は、かねてより朝鮮の支配を巡って緊張関係にあり、朝鮮半島で農民による反乱が起こったのをきっかけに日清両国が出兵、両国の戦争に発展します。翌年4月には日本の勝利で、日清講和条約が結ばれます。しかし、三国干渉など列強の介入で、領土・賠償金などで妥協を余儀なくされ、日本の勝利は色あせたものになります。さらに朝鮮半島と大陸の権益をめぐり、ロシアとの戦争はすぐそこにまで迫っていたのです。  >>一覧へ
(2014年7月23日)
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ふみの日

7月23日は「ふみの日」。先日、文豪・川端康成の手による未投函の恋文が発見され、話題となりました。初恋の人への思いを露わにされた川端にはお気の毒ですが、真摯な言葉は時を超えて読み手の心を打つもの。スマホ中毒の現代人と同様、電話もメールもなかった平安時代の女性たちにとって、手紙はコミュニケーションに欠かせないツールだったようです。 >>一覧へ
(2014年7月22日)
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集団的自衛権updated

昨今、日本をとりまく安全保障環境が激変しているのは事実。しかし、集団的自衛権をめぐる議論で、「変えたい」主張の中身は50年前とさほど変わっておらず、なんとも現実味に欠けるものであることは、報道のとおりです。
問題は二つあります。憲法擁護義務を負う内閣が、国民に信を問うことなく自らを縛る憲法の枠を変えようとしていること。そして、その変更が、憲法の三大原則と言われる「平和主義」を根底から覆すこと。原則を覆す「解釈変更」など、ありうるのでしょうか。民主主義と平和主義に反する数多くのことがらが、この国をどのような国にしたいのかを如実に示しているのではないでしょうか。  >>一覧へ
(2014年7月18日改訂)
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怪談

夏の一夜を涼しく過ごすのを目的に、身も凍える怪談を一くさり……。エアコンのある今日の生活に怪談話は不釣り合いなのか、ただでさえおぼろな幽霊の姿はいよいよ薄くなる一方です。それでも、怖いもの見たさの好奇心は時代を超えた人の本能らしく、この時期になると映画やテレビにホラー作品が増えてきますね。 >>一覧へ
(2014年7月18日)



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