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最近の話題を読み解くのに役立つ刊行物をまとめて掲載しています。

賢治忌[NEW]

1933年9月21日、詩人で童話作家の宮沢賢治がこの世を去りました。「心象スケッチ」と呼ばれる表現方法での詩作や、不思議に満ちた童話を数多く残しましたが、生涯に発表された作品は僅かでした。土臭くありながら、西洋風な洒脱を衒い、岩手の郷土・風土にこだわりつつ、コスモポリタニズムに溢れている。法華経系の宗教団体に傾倒しつつ、他宗教への理解も示す。矛盾を矛盾としないその世界はあまりにも独特で、未だに賢治ファンが絶えない所以です。 >>一覧へ
(2014年9月19日)
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スコットランドの独立をめぐる住民投票

世界が固唾を呑んで、その行方を見守ったスコットランドの独立の可否を問う住民投票。開票が進む中で、独立反対の票が賛成票を上回る事が確実になったようです。世界中で地域や民族の独立志向が高まり、スペイン(カタルニア)など独立問題を抱える国は視察団を送るなど強い関心を示しました。イギリス残留が決まったとはいえ、独立反対派の中にも自治権拡大を願う住民は多く、イギリス政府はこれからが苦心のしどころです。中心と周辺、何につけ求心力が弱まり分散化する傾向にどう対応するのか。スコットランドを見つめる側にも、同じ問題は突きつけられています。 >>一覧へ
(2014年9月19日改訂)
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室戸台風から80年[NEW]

1934年9月21日、高知県室戸岬付近に超大型台風が上陸。いわゆる昭和の三大台風の一つ、「室戸台風」です。最低気圧911.9ヘクトパスカルという、日本本土に上陸したものとしては観測史上最強レベルの台風は、最大瞬間風速60m/sという猛烈な暴風雨による家屋の倒壊、高潮による浸水被害をもたらし、全国の死者・行方不明者約3000人という被害をまねきました。台風シーズンの9月、この機会に自分の住む地域の防災の備えを見直してみませんか。  >>一覧へ
(2014年9月19日)
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糸瓜忌[NEW]

1867年に生まれ、1902年に没した正岡子規は、まさに「明治の人」でした。司馬遼太郎の『坂の上の雲』に描かれるように、親しく交流のあった秋山真之らが明治の国家的精神を象徴するとすれば、虚子、漱石、伊藤左千夫らと交わり、病に冒されながらも明治の文壇に衝撃を与え、こよなく「野球」を愛し日本に根付かせた子規は、明治の文化的・精神的な柱の一つを成しています。1902年9月19日歿。その辞世の句にちなんで、この日は「糸瓜忌」と呼ばれています。  >>一覧へ
(2014年9月18日)
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民主党政権発足から5年

2009年9月16日、国民の高い支持を受けて誕生した民主党政権は、参院選の敗北と党内対立の激化によって、一年足らずで行き詰まります。そして2012年12月の総選挙で大敗し、政権の座から転落。事業仕分け、子ども手当、消費増税、普天間基地移設問題、原発事故対応など、わずか3年3カ月の間に民主党が背負った過度の期待と、それに比する深い幻滅とを私たちはいまだに忘れることができません。「失敗」の原因はどこにあり、それを繰り返さないために国民はどうすればよいのか。今こそ冷静な検証が求められています。 >>一覧へ
(2014年9月12日)



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