インフォグラフィクス 原発

放射性廃棄物と隠れた原子爆弾

世界のどこに原発があるのか.廃棄物はどこへ行くのか.事実とデータをわかりやすいグラフィクスで見せる.

インフォグラフィクス 原発
著者 エステル・ゴンスターラ , 今泉 みね子
ジャンル 書籍 > 単行本 > 社会
刊行日 2011/06/24
ISBN 9784000053228
Cコード 0036
体裁 A4変 ・ 上製 ・ 120頁
在庫 品切れ
危険は見えなくても,原発は見える.世界のどこに,いくつの原発があるのか.日々発生する廃棄物はどこへ運ばれ,誰が責任を果たすのか.核兵器はどこにあり,実験はどこで行なわれているのか.原子力エネルギーは,どれほど重要なのか.あえて評価を下さず,事実とデータをわかりやすく,印象的かつ刺激的なグラフィクスで見せる.

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■編集部からのメッセージ

  いつ収束するのか、影響がどこまで広がるのか、まだ誰にもわからない福島第一原発の事故。日本のどこにいくつの原子力発電所があり、その廃棄物問題がどんな状態にあるのかについては、事故前に比べるとかなり認知度が上がったように思います。
  しかし世界に目を向けると、どうでしょうか。ドイツやスイスでは脱原発を決定したこと、イタリアでは原発再開を凍結したこと、フランスが世界一の原発依存国であることなど、各国の情勢も少しずつ伝えられていますが、まとまった情報が得られる機会は少ないようです。

  世界にいくつの原発があるのか。それはどこにあるのか。核廃棄物はどこに捨てられるのか。その輸送ルートは。チェルノブイリ事故の本当の被害者数。過去の核実験の詳細と場所。

 本書は、原子力と廃棄物をめぐる世界各国の過去と現在を、さまざまな事実とデータにもとづいて、美しく印象的なグラフィックで表現しています。これからの原子力とのつきあい方を考えるきっかけとして、ぜひご覧ください。(編集部・ES)
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 用語解説/出典
エステル・ゴンスターラ(Esther Gonstalla)
ドイツで放射性廃棄物の処分場として使用されているアッセ,将来の処分場として準備中のコンラッドに近い村で育つ.2008年よりブックデザイナーとして活動.2009年7月にミュンスター大学で卒業制作として本書を作成.
《訳者》
今泉みね子(いまいずみ みねこ)
環境問題ジャーナリスト,翻訳家.国際基督教大学教養学部自然科学科卒.現在,フライブルク市在住.著書に『クルマのない生活――フライブルクより愛を込めて』(白水社),『ドイツ発、環境最新事情』(中央法規出版),訳書に『ソーラー地球経済』,『巣をつくる あなをほる 虫の子育て』,『野をわたる 風にのる 植物のたび』(以上,岩波書店),『オオカミと生きる』など.

書評情報

朝日新聞(朝刊) 2011年9月3日
しんぶん赤旗 2011年8月14日
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