特許ビジネスはどこへ行くのか

IT社会の落とし穴

経済活性化の起爆剤として期待されたビジネス特許.そこにはIT社会の危険な落とし穴がある.それは何か.

特許ビジネスはどこへ行くのか
著者 今野 浩
ジャンル 書籍 > 単行本 > 経済
刊行日 2002/06/06
ISBN 9784000057394
Cコード 0033
体裁 B6 ・ 上製 ・ カバー ・ 200頁
在庫 品切れ
ビジネスのやり方やしくみまでも特許として認めようという動きは,米国を震源地として,全世界を震撼させた.とまどいとは裏腹に,経済活性化の起爆剤として,すでに思いつくかぎりの方法が申請されたと言われる.40年ぶりの特許法の改正を促すほどの勢いだが,じつは,そこにはIT社会の存亡を左右するほどの大きな問題が潜んでいる.その問題とは何か.解決策はあるのか.

■著者からのメッセージ

今野 浩

 このところ政府,産業界で,知的財産権保護を強化すべきだとする議論が高まっている.80年代以来の米国が,プロパテント政策によって立ち直ったのを見習うべきだというのである.しかし米国の知的財産権戦略は,きわめて大きな問題を抱えている.その代表がソフトウェア特許であり,ビジネス・モデル特許である.この本で筆者は,自ら体験したカーマーカー特許裁判を手がかりに,米国流の《何でも特許》戦略の危うさを検証する.

〈こんの ひろし:中央大学教授〉

書評情報

日本経済研究センター会報 2002年10月1日号
中央公論 2002年10月号
PRESIDENT 2002年8月12日号
信濃毎日新聞(朝刊) 2002年8月11日
週刊ダイヤモンド 2002年7月27日号
週刊新潮 2002年7月25日号
新潟日報(朝刊) 2002年7月21日
西日本新聞(朝刊) 2002年7月14日
日本経済新聞(朝刊) 2002年7月7日
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