ファインマン流 物理がわかるコツ

訳者からのメッセージ/著訳者略歴/目次


書誌データへ



ファインマン特集

センスあふれる,あの名講義を再現!教える学生のことをこんなにも親身に考えてくれていたファインマン.ウィットとユーモアのなかに,一流の物理的センスが光る.――『ファインマン物理学』を読む前に――


訳者からのメッセージ

 本書は,理工系志望であるにもかかわらず,大学での物理の授業にどうもうまくついていけないというような学生に,まずは微積分について,その基礎を徹底的に暗記せよ,またベクトルはこういう見方をすると納得できる,といったいわば“物理になじむためのコツ”のようなものから始まる.そしてまた,やや難解な回転系の話については,身近にあるジャイロや天体の話題をとりあげて懇切丁寧に説明し,学生たちの興味をそそるようにさまざまな工夫が凝らされている点も本書の面白いところだ.
 絶えず学生あるいは読者に語りかけ,新しい考え方を伝えようとするウィットとユーモアにあふれたファインマンの名講義の調子を訳文のなかでも伝えるべく努力したつもりだが,その成果はどうであろうか.
(本書「訳者あとがき」より)




著訳者略歴

著者
R.P.ファインマン
(Richard P.Feynman:1918-1988)

アメリカの物理学者.マサチューセッツ工科大学,プリンストン大学を卒業.コーネル大学教授,カリフォルニア工科大学(カルテク)教授を歴任.量子電磁力学における「くりこみ理論」を完成させ,1965年 J.シュウィンガー,朝永振一郎とともにノーベル物理学賞を受賞.『ファインマン物理学』,『ファインマン計算機科学』,『ファインマン講義 重力の理論』など定評ある教科書のほか,『ご冗談でしょう,ファインマンさん』などのエッセイも名高い.

訳者
戸田盛和
1917年生.1940年東京帝国大学理学部物理学科卒.東京教育大学名誉教授.

訳者
川島 協
1932年生.1957年カリフォルニア工科大学物理学科卒.元東海大学教授.




目次

まえがき
序文――刊行によせて

1 これだけは知っていてほしい――物理が苦手な学生のための補講A
2 法則と直観――物理が苦手な学生のための補講B
3 さまざまな問題とその解――物理が苦手な学生のための補講C
4 力学的効果とその応用――物理が苦手な学生のための補講D
5 演習問題

《付録》
『ファインマン物理学』はいかにして生まれたか(マシュー・サンズ)

演習問題解答
訳者あとがき
索引



Copyright 2007 Iwanami Shoten, Publishers. All rights reserved. 岩波書店