現代生物科学入門 全10巻


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「ゲノム・環境・進化」を座標として立体的に構成する 現代生物科学入門 全10巻 [編集]浅島 誠(東京大学)・黒岩常祥(立教大学)・小原雄治(国立遺伝学研究所)

A5判・上製カバー・平均220頁

主たる読者
生物系に進む大学1,2年生以上の学生
高校の生物・中学校の理科の教師
生物系以外の理系学部生・研究者
編集にあたって
わたしたち人類は「ヒトとは何か」をずっと問い続けてきました.そして,最新の生命科学によって,モデル生物のゲノム解読に成功し,ついにはヒトの全ゲノム配列を解読しました.こうしたゲノムの解読が生物科学を一変させ,そしていまや生物科学は自然科学の中心学問となりつつあります.その意味で,理系コースのすべての学生,あるいは学生を育てる教師にとって必須の生物科学の教科書が,今日まさに求められているといえます.シリーズ「現代生物科学入門」は,その標準となるべき教科書をめざします.新発見や新事実のみを記述するのではなく,その背後にある原理や「哲学」を伝えることをモットーといたします.
編者一同


全巻構成
1 ゲノム科学の基礎   
2 ゲノム科学の展開   
3 構造機能生物学   
4 脳神経生物学   
5 免疫・感染生物学   
6 地球環境と保全生物学   
7 再生医療生物学   
8 システムバイオロジー   
9 合成生物学   
10 極限環境生物学


特 色
本シリーズは,ゲノム科学を前提に,新しく生まれ変わった生物科学を再構成します.
具体的には,ゲノムをX軸とし,環境をY軸,進化をZ軸ととらえて立体的な視点で構成・記述します.
「どういう動機で研究が始まったのか」など,背景や問題意識を,前提知識も経験も異なる読者と共有できるように工夫します.
エピジェネティクス,バイオインフォマティクス,システムバイオロジー,合成生物学など,進展する分野のガイドとしても役に立ちます.


編者紹介

浅島 誠(あさしま・まこと)
1944年生まれ.東京大学大学院理学研究科修了(理学博士),ドイツ・ベルリン自由大学分子生物学研究所研究員,横浜市立大学教授,東京大学教授を経て,東京大学総合文化研究科特任教授・総長室顧問,(独)産業技術総合研究所フェロー兼ラボ長,横浜市立大学名誉教授・東京大学名誉教授.脊椎動物の未分化細胞に働きかけ器官形成に関わる物質としてアクチビンを世界で初めて同定.多数の論文の他,著書に『発生のしくみが見えてきた』(岩波書店),『生命システムをどう理解するか』(編共著,共立出版)などがある.

黒岩常祥(くろいわ・つねよし)
1941年生まれ.東京大学大学院理学研究科修了(理学博士),岡山大学理学部,基礎生物学研究所,東京大学を経て,立教大学理学研究科特任教授,東京大学名誉教授.ミトコンドリアと色素体の分裂と遺伝の基本様式の発見,及び原始紅藻「シゾン」のゲノムを真核生物として世界ではじめて100%解読したことで知られる.多数の論文の他,著書に,『細胞はどのように生まれたか』(岩波書店),『ミトコンドリアはどこからきたか』(NHKブックス)などがある.

小原雄治(こはら・ゆうじ)
1951年生まれ.名古屋大学大学院理学研究科修了(理学博士),名古屋大学助手,英国MRC分子生物学研究所客員研究員を経て,国立遺伝学研究所教授.2004年より同・所長.総合研究大学院大学遺伝学専攻教授,専攻長を併任.自律生物として世界で初めて大腸菌ゲノムの整列クローン地図を作成.線虫ゲノムの発現マップ構築や,DNAシーケンシングセンターを運営し多様な生物のゲノム・トランスクリプトーム解析の共同研究を進めてきた.多数の論文の他に,編著書『線虫――1000細胞のシンフォニー』(共立出版)がある.




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