セバスティアン・サルガード写真集 人間の大地 労働

セバスティアン・サルガード写真集 人間の大地 労働
著者 今福 龍太
ジャンル 書籍 > 単行本 > 写真
刊行日 1994/02/25
ISBN 9784000080590
Cコード 0072
体裁 その他・規格外 ・ 400頁
在庫 品切れ
機械化・ハイテク化が進むにつれ,社会をささえた原始的な労働形態は終わりつつある.世界全域の40カ所以上の鉱山,農園,造船所,製鉄所,自動車工場などに取材,肉体労働の人間ドラマを鋭くも温かな視点から記録.

-

「砂糖黍 ブラジルおよびキューバ」より


 

「マグロ漁 シチリア島,イタリア」より



「自動車 ウクライナ,ロシア,インドおよび中国」より


 

「造船所 ポーランドおよびフランス」より



「炭坑 インド」より


 

「油井 クウェート」より



「ラジャスタン運河 ラジャスタン,インド」より
セバスティアン・サルガード
1944年,ブラジルのミナス・ジェライス州アイレモレスに生まれる.1964年-1968年,ヴィクトリア大学,サンパウロ大学およびアメリカのヴァーンダービルト大学で経済学を学ぶ.1968年ブラジル政府財務省に勤務ののち,1971年パリ大学で経済学博士課程修了.国際コーヒー機構に勤務し,アフリカにおけるコーヒー農園の経営指導にあたり,アフリカ社会の現実に直面する.1973年,パリにもどりフリーランスの報道写真家としての活動をはじめる.アフリカのサハラ砂漠南縁地域差ヘルを襲った旱魃,ヨーロッパの移動労働者,ラテン・アメリカの山岳地域や辺境部の小作農たちの暮らしなどのすぐれたフォト・ルポルタージュを発表. 1987年以来,大規模な集約的肉体労働の終焉をテーマにした「人間の大地 労働」のために世界20数ヵ国,42ヶ所を取材する.ユージン・スミス賞,オスカー・バーナック賞,ニューヨーク国際写真美術館最優秀フォト・ジャーナリスト賞,エーリヒ・ザロモン賞,バッセルブラッド国際賞など多数受賞.写真集に「もう一つのアメリカ」「サヘル」など,1990-1993年,大規模な回顧展をサンフランシスコ近代美術館,東京国立近代美術館などで開く.本書のテーマの写真展をフィラデルフィア美術館,フランス国立写真センター(パレ・ド・トーキョー),また東京などで開催.写真家集団マグナムに所属.

書評情報

連合 2015年9月号
ダ・ヴィンチ 2009年7月号
読売新聞(夕刊) 2008年10月23日
ページトップへ戻る