アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集成


「つまりいったい何者なのだ!」
内容紹介


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編集部だより
de qui s'agit-il? 「つまりいったい何者なのだ!」

■【解説】ロベール・デルピールほか
■【訳】堀内花子
■B4判変型・上製・カバー・函入,432頁


ブリュッセル,1932年
 
 
マドリード,1933年
 

「つまりいったい何者なのだ!」
これはアンリ・カルティエ=ブレッソンと親しい者なら誰もが,よく耳にする言葉であり,あまりに頻繁に繰り返されるため,尋ねられた側は思わず茶化したくなるほどなのだ.しかしそんな愛すべき逸話以上に,今私たちが問題とすべき質問はこうだろう.「つまりいったい何者なのだ!」…(中略)…
わたしたちの願いは,写真史にとってもっとも輝かしい財産のひとつであり,伝統に身をうずめることを良しとせず,今もその手を休めることのない男を支えてづけている活力を総動員し,「アンリ・カルティエ=ブレッソン,つまりいったい何者なのだ?」の問いかけに答えることなのだ.

ロベール・デルピール
(アンリ・カルティエ=ブレッソン財団代表)


アンリ・マティスとモデル,ヴァンス,フランス,1944年
 
強制収容所からの解放,右の女性は自分を密告したゲシュタポの密告者を覚えていた,デッサウ,ドイツ,1945年
 


内容紹介

アンリ・カルティエ=ブレッソンについて,これまでじつに多くの写真集や評論が刊行されてきたが,本書ほど内容が広範なものはないだろう.
「カルティエ=ブレッソンとは,いったい何者なのだ?」との問いに答えるべく,本書は,この偉大な写真家の傑作と称される作品ばかりでなく未公開作品,また幼少から青春時代にかけてのスナップ写真,自作のデッサン仲間の写真家たちによるポートレイトなどを収録する.
自身について多くを語りたがらないこともあり,神話化されがちなアンリ・カルティエ=ブレッソンという人物を,本書は作品と資料とでできるかぎり忠実に描き出そうと努めるものだ.


断食中止直前のガンディー,デリー,1948年

パリ,1955年
 

中国宮廷の宦官,北京,1948年

画家・彫刻家アルベルト・ジャコメッティ,パリ,1961年
 


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