計算と生命〈岩波講座 計算科学4〉


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編集部だより
著者からのメッセージ

 生命科学は超複雑・超多体な系であり,定量化・システム的解析が進展しているにもかかわらず,生命科学分野の研究者の間でさえ,計算科学の重要性は必ずしも認知されていない.しかし,本巻で紹介するように,定量生命科学の新たなパラダイムにとって計算科学の役割は必須であり,今後,ますますその重要性が増すと思われる.近い将来,生命科学とコンピュータが手を組み,具体的にさまざまな生命科学の分野において成果が表れ,医療や創薬等社会にとっても役立つことが期待される.本書が,この分野に対する多くの人の理解の一助となれば幸いである.
――第1章より


著者紹介

柳田敏雄(やなぎだ としお)
大阪大学大学院生命機能研究科特任教授

木下賢吾(きのした けんご)
東北大学大学院情報科学研究科教授

笠原浩太(かさはら こうた)
東北大学大学院情報科学研究科研究員

木寺詔紀(きでら あきのり)
横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科教授

林 重彦(はやし しげひこ)
京都大学大学院理学研究科准教授

江口至洋(えぐち ゆきひろ)
(独)理化学研究所HPCI計算生命科学推進プログラム副プログラムディレクター

高木 周(たかぎ しゅう)
東京大学大学院工学系研究科教授


目 次

第1章 はじめに――定量生命科学と計算科学
1 現代生命科学の発展
2 定量生命科学と計算科学
3 本巻の構成
第2章 ゲノム情報・タンパク質情報の大規模解析
1 生命データビッグバン
2 ゲノムを読む
3 ゲノムを理解する
4 ゲノムからタンパク質へ
5 立体構造と分子機能
6 細胞機能
7 まとめ――生命データビッグバン時代の生命情報科学
第3章 タンパク質のダイナミクスと生体機能
1 タンパク質の生物学的機能
2 タンパク質のシミュレーションの方法論
3 タンパク質の生物学的機能と化学反応
第4章 細胞のシステム生物学と合成生物学
1 細胞にみる数理モデル化の方法
2 システム生物学による機能解析
3 合成生物学による機能設計
4 展望
第5章 人体シミュレーション
1 生命現象の階層性
2 医用画像に適した生体力学シミュレーション手法
3 循環器系のシミュレーション
4 心臓シミュレーション
5 医療機器設計に向けたシミュレーション
6 今後の展望

参考文献
索 引




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