岩波講座 現代法の動態 第1巻
法の生成/創設
近代以降の法観念の生成の経緯をたどり,現代における具体的な法の生成と創設のあり方を検討する.
特定の意図・政策に基づき,ある時点で人為的に創設されたものこそが法であるとの観念は,近代に至って生まれたものである.こうした法観念の生成の経緯を辿りながら,国際法,知的財産法,情報法,EU法,中国法などがどのように生成されてきたのか,現代における具体的な法の生成と創設のあり方と海外の動向を具体的に検討する.
はしがき 長谷部恭男
Ⅰ 法の生成
権利の機能序説 長谷部恭男
客観法と主観的権利 山本隆司
通常法と根本法――M.ラフリンの問題提起を踏まえて 愛敬浩二
Ⅱ 現代法の生成と創設
国際法の生成と創設――国際法資料から国際法規範へ 齋藤民徒
知的財産法の生成と創設 横山久芳
「情報法」の成立可能性 曽我部真裕
法治国原理の進化と退化?――行政法における違法概念の諸相 仲野武志
Ⅲ 海外の動向
EUにおける法形成――EU立法手続の制度設計 伊藤洋一
アメリカ合衆国における法形成 浅香吉幹
中国における法形成 高見澤磨
Ⅰ 法の生成
権利の機能序説 長谷部恭男
客観法と主観的権利 山本隆司
通常法と根本法――M.ラフリンの問題提起を踏まえて 愛敬浩二
Ⅱ 現代法の生成と創設
国際法の生成と創設――国際法資料から国際法規範へ 齋藤民徒
知的財産法の生成と創設 横山久芳
「情報法」の成立可能性 曽我部真裕
法治国原理の進化と退化?――行政法における違法概念の諸相 仲野武志
Ⅲ 海外の動向
EUにおける法形成――EU立法手続の制度設計 伊藤洋一
アメリカ合衆国における法形成 浅香吉幹
中国における法形成 高見澤磨