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本書では現状の巨大なエネルギーシステムではなく,市民のネットワークを軸とした「コミュニティエネルギー」を提案している. これからの新しい電力系統は,発電所と顧客が双方向で結びついたものになる.それぞれの顧客が受け手であるだけでなく,送り手にもなれる.顧客は電気を使うだけでなく,電気をつくって送り出す側にもなれるし,時間帯によっては「使わない」ことでも利益を得ることができる.そうした新たな電力システムの姿が,議論され,研究され,実現しつつある. こうした電力システムには,一つ一つは小さいがハード・ソフト両面における高度な技術開発とその実用化が要求され,また思いもよらない「すき間」が見つかり,多くのビジネスチャンスが生まれる可能性がある.より簡便なソフトウェアが登場すれば,茶の間のパソコン一台で「電力会社」が経営できてしまうかもしれないのだ. |
| 小澤祥司(おざわ しょうじ) |
1956年,静岡県生まれ.出版社勤務を経て,現在(有)アースキッズ代表.環境学習プログラムづくりやソフトウェアの制作のほか,自然エネルギーの普及,生態系の保全や復元,持続可能な地域づくりのための計画立案などに携わる.またインターネットを通じてエコロジーや自然エネルギーに関する情報提供も行っている. 著書:『メダカが消える日:自然の再生をめざして』(岩波書店),『自然エネルギーがわが家にやってくる』(共著,中央法規出版)エコロジカルウェッブ(著者が運営するインターネットサイト):http://www.ecoweb-jp.org/ |
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| ドイツのソーラーニュータウン |
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大都市の大停電,原発事故による電力危機,地球温暖化がもたらす異常気象,石油をめぐる戦争・・・・・・いまコミュニティが解決しようとしています. 非効率で巨大なエネルギーシステムではなく,市民たちによる自然エネルギーを活用した自立分散型ネットワークのエネルギーシステムの試みが各地で起こっています.脱中央管理,脱石油,脱原発,脱温暖化・・・・・・いわば市民による自然エネルギー革命がはじまったのです.ヨーロッパや日本各地の自然エネルギー先進地の取材を基に,これからの新しい自然エネルギーネットワーク社会を提唱してゆきます. |
| はじめに |
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| プロローグ:ソーラーシティ・フライブルクの「静かなる熱狂」 |
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| 第1章 自然エネルギーってなに? |
| 1 |
なぜ自然エネルギーか? |
| 2 |
実用化される自然エネルギー技術 |
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| 第2章 エネルギーのネットワーク |
| 1 |
欠点だらけの大規模集中型発電 |
| 2 |
分散型エネルギーシステムへ |
| 3 |
究極の分散型システム:燃料電池 |
| 4 |
ネットワークが変える電力システム |
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| 第3章 コミュニティエネルギー先進地を見に行く |
| 1 |
風力王国:デンマーク |
| 2 |
風車農場:オランダ |
| 3 |
地域住民が支える自然エネルギー:ドイツ |
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| 第4章 動き始めた日本のコミュニティエネルギー |
| 1 |
「小澤太陽光発電所」報告 |
| 2 |
太陽光発電のネットワーク |
| 3 |
日本初の市民風車が立った |
| 4 |
新たな「里山」づくり |
| 5 |
自然エネルギー学校 |
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| 第5章 コミュニティエネルギーへの道 |
| 1 |
流れを妨げるもの |
| 2 |
戦略なき日本のエネルギー政策 |
| 3 |
何のための自然エネルギー導入か |
| 4 |
どうすれば自然エネルギーは増やせる? |
| 5 |
電力自由化というチャンスを生かす |
| 6 |
自然エネルギーからコミュニティエネルギーへ |
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| エピローグ:エネルギーが変われば日本が変わる |
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| 参考文献 |
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| あとがき |
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| ごみのエネルギーリサイクル |
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