検証 福島原発事故・記者会見
東電・政府は何を隠したのか
どのように彼らは情報を隠し,事故を過小評価し,誤った説明を繰り返したのか.そして,その責任はどこにあるのか.
どのように彼らは情報を隠し,深刻な事故を過小評価し,誤った説明を繰り返してきたのか.そして,その責任はどこにあるのか.事故後,記者会見に出席し続けた著者が,膨大なメモと新たな取材をもとに,正面から検証に挑む.マスメディアはなぜ発表ジャーナリズムに堕し,“大本営発表”を許したのか,そのあり方も厳しく問う.
■著者からのメッセージ
2011年3月中旬,最初に東京電力本店の1階にある記者会見室に足を運んだとき,座るところもなく,周囲の記者の邪魔にならないように,わずか30センチ四方の隙間に立ち尽くしていました.それから連日の記者会見に通いつめ,すでに9カ月.福島第一原発事故関連のニュースは徐々に減り,12月には野田政権が事故の収束宣言を出しました.
しかし,放射能汚染問題に解決の糸口は見えず,福島県はもちろん,福島県外の状況にも大きな変化は見えません.福島第一原発事故後に東電,政府がどのように情報を発表してきたのか.本書でこれまでの経緯を振り返ることで,現状を正面から見るためのきっかけになればと願っています.
■著者からのメッセージ
2011年3月中旬,最初に東京電力本店の1階にある記者会見室に足を運んだとき,座るところもなく,周囲の記者の邪魔にならないように,わずか30センチ四方の隙間に立ち尽くしていました.それから連日の記者会見に通いつめ,すでに9カ月.福島第一原発事故関連のニュースは徐々に減り,12月には野田政権が事故の収束宣言を出しました.
しかし,放射能汚染問題に解決の糸口は見えず,福島県はもちろん,福島県外の状況にも大きな変化は見えません.福島第一原発事故後に東電,政府がどのように情報を発表してきたのか.本書でこれまでの経緯を振り返ることで,現状を正面から見るためのきっかけになればと願っています.
日隅一雄
木野龍逸
木野龍逸
はじめに
1 メルトダウン
2 SPEEDI
3 「想定外」
4 プルトニウム
5 作業員の被曝
6 汚染水,海へ
7 工程表
8 フリージャーナリスト排除
9 低線量被曝
10 何を守ろうとしたのか
おわりに
トピックス
(1) 原発のしくみ
(2) 東電の説明者たち
(3) 「大本営発表」
(4) おがくずと入浴剤
(5) 要望書をめぐる嘘
(6) 黒塗りのマニュアル
1 メルトダウン
2 SPEEDI
3 「想定外」
4 プルトニウム
5 作業員の被曝
6 汚染水,海へ
7 工程表
8 フリージャーナリスト排除
9 低線量被曝
10 何を守ろうとしたのか
おわりに
トピックス
(1) 原発のしくみ
(2) 東電の説明者たち
(3) 「大本営発表」
(4) おがくずと入浴剤
(5) 要望書をめぐる嘘
(6) 黒塗りのマニュアル
日隅一雄(ひずみ かずお)
1963年生まれ.京都大学法学部卒業後,産経新聞社入社.退社後,弁護士登録.NHK番組改変事件,沖縄密約開示請求事件などの弁護団に参加.インターネット市民メディア『News for the People in Japan』(NPJ)編集長.
著書――『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』(現代人文社),『審議会革命――英国の公職任命コミッショナー制度に学ぶ』(編訳,現代書館)
木野龍逸(きの りゅういち)
1966年生まれ.日本大学経済学部卒.編集プロダクションに所属後,オーストラリアの邦人向けフリーペーパー,アウトドア雑誌の編集部などを経て,フリーランスのライター兼カメラマンとして活動.主に車の環境問題,次世代車,エネルギー問題,経済と環境の関係などについて,国内,欧米,アジアで取材を行う.
著書――『ハイブリッド』(文春新書)
1963年生まれ.京都大学法学部卒業後,産経新聞社入社.退社後,弁護士登録.NHK番組改変事件,沖縄密約開示請求事件などの弁護団に参加.インターネット市民メディア『News for the People in Japan』(NPJ)編集長.
著書――『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』(現代人文社),『審議会革命――英国の公職任命コミッショナー制度に学ぶ』(編訳,現代書館)
木野龍逸(きの りゅういち)
1966年生まれ.日本大学経済学部卒.編集プロダクションに所属後,オーストラリアの邦人向けフリーペーパー,アウトドア雑誌の編集部などを経て,フリーランスのライター兼カメラマンとして活動.主に車の環境問題,次世代車,エネルギー問題,経済と環境の関係などについて,国内,欧米,アジアで取材を行う.
著書――『ハイブリッド』(文春新書)
書評情報
The Japan Times 2013年6月26日
朝日新聞(夕刊) 2012年12月13日
朝日新聞(夕刊) 2012年6月30日
The Japan Times 2012年4月20日
通販生活 2012年夏号
朝日新聞(朝刊) 2012年3月4日
原子力資料情報室通信 第453号(2012年3月)
図書新聞 2012年2月18日号
東京新聞(朝刊) 2012年2月5日
朝日新聞(夕刊) 2012年12月13日
朝日新聞(夕刊) 2012年6月30日
The Japan Times 2012年4月20日
通販生活 2012年夏号
朝日新聞(朝刊) 2012年3月4日
原子力資料情報室通信 第453号(2012年3月)
図書新聞 2012年2月18日号
東京新聞(朝刊) 2012年2月5日