世界歴史選書

各巻の構成/特色



書誌データへ
歴史学の最新のフィールドから,
わたしたちの〈いま〉を問いかえす

世界歴史選書

最新刊  2008年11月11日発売
高澤紀恵
近世パリに生きる
ソシアビリテと秩序


各巻の構成

史料がひらく世界

海のかなたのローマ帝国
――古代ローマとブリテン島
南川高志 (京都大学)

木簡・竹簡の語る中国古代
――書記の文化史
冨谷 至 (京都大学)

中世農民の世界
――甦るプリュム修道院所領明細帳
森本芳樹 (久留米大学)
結びあうかたち

近世パリに生きる
――ソシアビリテと秩序
高澤紀恵 (国際基督教大学)

イスラームの国家と王権
佐藤次高 (東京大学)

ジェンダー化する社会
――労働とアイデンティティの日独比較史
姫岡とし子 (立命館大学)

喧騒と歓喜の農村世界
――フランス近代の政治文化
工藤光一 (東京外国語大学)


国家と地域を問いなおす

東南アジアの港市世界
――地域社会の形成と世界秩序
弘末雅士 (立教大学)

カリブからの問い
――ハイチ革命と近代世界
浜 忠雄 (北海道教育大学)

毛皮交易が創る世界
――ハドソン湾からユーラシアへ
木村和男 (筑波大学)

貨幣システムの世界史
――〈非対称性〉をよむ
黒田明伸 (東京大学)

通訳たちのオスマン帝国
――多言語社会と近代化の交錯
黒木英充 (東京外国語大学)
近代における他者と自己

〈民族起源〉の精神史
――ブルターニュとフランス近代
原 聖 (女子美術大学)

愛国主義の創成
――ナショナリズムから近代中国をみる
吉澤誠一郎 (東京大学)

歴史のなかのカースト
――近代インドの<自画像>
藤井 毅 (東京外国語大学)

帝国主義の発見
――W.S.ブラントとその時代
栗田禎子 (千葉大学)

アフリカ「発見」
――日本におけるアフリカ像の変遷
藤田みどり (東北大学)


わたしたちが生きている世界は,いかにして形づくられてきたのか――数千年にわたる人類の営みにまなざしを向けることは,激動の社会に生きる現代人に叡智を与えてくれるにちがいない.小社は,このような願いをこめて『岩波講座 世界歴史』(全28巻・別巻1)を刊行し,多数の読者に迎えられました.本選書は,歴史研究のさらなる展開と読者とをつなぐ試みの第一弾として,多様な方法に立つ最新の成果を,読みやすい形で提示します.ナショナリズム,地域史,帝国主義,国家などのテーマから,生活世界,政治文化,ジェンダーや他者認識といったアプローチまで,現代のさまざまな問題群と響きあう広いパースペクティヴを確保しながら,読者を歴史学の最前線へと誘います.


特 色
研究者・学生はもちろん,歴史に興味をもつ広い読者を対象としたシリーズです.
古代史から近現代史まで,歴史学の最新の研究成果を第一線の研究者たちが提示します.
注を最小限にとどめ,また図表を挿入するなど,読者がアクセスしやすい工夫をします.



Copyright 2008 Iwanami Shoten, Publishers. All rights reserved. 岩波書店